樹木整姿工(ケヤキの剪定・生垣の刈込み)
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月1日(日)実施) No.38の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事において行った樹木整姿工に関する記述について,適当なものを全て選びなさい。
次の〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事に関して,以下の問題37〜40について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は,関東地方の住宅地内に設置された近隣公園において,その一部区域の再整備工事を行うものであり,上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
・移植工のエノキは,園内の他の場所から移植する。
・工期は,6月1日から翌年の3月31日までとする。
〔工事数量表〕
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ヤマボウシ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 8 | 二脚鳥居型支柱(添木付き)マルチングを含む |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 1,800 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | エノキ | H(m) 4.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 3 | |
| 樹木整姿工 | 高中木整姿工 | ケヤキ | H(m) 9.0、C(m) 0.70、W(m) 5.0、株立数 ― | 本 | 15 | |
| 樹木整姿工 | 低木整姿工 | ベニカナメモチ | H(m) 2.5、C(m) ―、W(m) ―、株立数 ― | m | 100 | 生垣植栽 |
| 公園施設等撤去・移設工 | 公園施設撤去工 | 公園施設撤去 | 木製遊具 | 式 | 1 |
解答欄
正解
正解:(1) ケヤキの剪定にあたり,通常の枝に比較して勢いよく伸びる徒長枝は,樹形を乱すほか,養分を摂りすぎるため切除した。 / (2) ケヤキの剪定を,樹枝の骨格・配置が確認しやすい,落葉を終えた12月に実施した。 / (3) ベニカナメモチの生垣の刈込みについて,毎年同じ位置で刈り込まれていたため,萌芽力が落ちるのを防ぐため,これまでの位置より深く刈り込んだ。
この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- (1)徒長枝は樹形を乱し,養分を多く消費するので,基本的に切除する。適当である。
- (2)ケヤキなどの落葉樹の基本剪定(骨格づくりの剪定)は,落葉して枝の配置が見やすく,樹木が休眠している冬期(11〜3月頃)に行う。工期内の12月の実施は適当である。
- (3)生垣を毎年同じ位置で刈り込むと,刈込み面がこぶ状になって小枝が混み合い,萌芽力が衰えてくる。このため,ときどきこれまでより深い位置で刈り込んで更新する。適当である。
- (4)生垣は上部ほど勢いが強く,下部は弱りやすい。上枝を強く,下枝を弱く刈り込んで裾の枝を保つのが基本であり,記述は逆なので適当でない。よって適当なものは(1)(2)(3)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。徒長枝は樹形を乱し養分を浪費するので切除する。
- (2)適当。落葉樹の基本剪定は落葉後の休眠期に行い,12月はその時期に当たる。
- (3)適当。同じ位置での刈込みが続いて萌芽力が落ちた生垣は,これまでより深く刈り込んで更新する。
- (4)適当でない。生垣は上枝を強く,下枝を弱く刈り込む。
引っかけ:生垣の刈込みは「上を強く,下を弱く」。上部は生長が旺盛で,下部は日当たりが悪く弱りやすい。
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論点ページ:植栽・移植の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月1日(日)実施) No.38。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する