令和4年度 後期 No.37論点:植栽・移植重要度 A配点 1点未着手

クスノキの高木移植工(掘取り・植付け)

これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月20日(日)実施) No.37の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

クスノキの高木移植工に関する記述のうち,適当なものを全て選びなさい。

次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題37〜40について答えなさい。

注)表中の*の欄に入る語句は,出題の趣旨から記入していない。

〔工事に係る条件〕

・本工事は関東地方の近隣公園の未供用区域において,上記の工事数量表に基づき施工するものである。

・移植工のクスノキは,約500m離れた別の公園から移植する。

・工期は11月20日から翌年の3月14日までである。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工ソメイヨシノH(m) 3.0、C(m) 0.12、W(m) 1.0、株立数 ―本24鳥居型支柱(二脚)
植栽工高木植栽工エゴノキH(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立本4八ツ掛支柱
植栽工高木植栽工シモクレンH(m) 1.5、C(m) ―、W(m) 0.4、株立数 ―本4添え柱型支柱
植栽工地被類植栽工ノシバ36cm×28cm×10枚m²1,500べた張り(目土あり)
移植工高木移植工クスノキH(m) 4.0、C(m) 0.40、W(m) 1.8、株立数 ―本1*

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) 掘取り作業中の根鉢の乾燥や土崩れを防ぐため,作業前日までに十分なかん水を行った。 / (4) 根鉢を埋め戻した後に,クスノキの根が水分をよく吸収できるよう,水鉢を切った。

この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. (1)掘取りの前日までに十分にかん水しておくと、根鉢の土が適度に湿って締まり、掘取り作業中の根鉢の乾燥や土崩れを防ぐことができる(一般的な施工の要領)ので適当である。(4)植付けで埋め戻した後は、根元の周囲に水鉢を切って十分にかん水する(公園緑地工事共通仕様書 2-4-1)ので適当である。
  2. (2)掘り上げた樹木は、根巻きの前に、切り口が割れたり傷んだりした根の切り直し(切り返し)を行う(同仕様書 2-4-4)。きれいに切り直すと切り口からの発根が促され、腐朽も防げるので、切り直しを避けるのは適当でない。
  3. (3)植穴は、生育に有害な物を取り除き、穴底をよく耕した後、中高に敷き均す(同仕様書 2-3-3 高木植栽工)。中央をやや高くしておくと、根鉢を据えたときに向きや傾きを調節しやすく、鉢底にすき間もできにくい。中央を深くするのは適当でない。よって適当なものは(1)(4)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。掘取りの前日までに十分かん水すると、根鉢の乾燥や土崩れを防げる。
  2. (2)適当でない。掘り上げた樹木は、傷んだ根の切り直し(切り返し)を行ってから根巻きをする。
  3. (3)適当でない。植え穴の底は中央をやや高くし、根鉢の向きや傾きを調節しやすくする。
  4. (4)適当。埋め戻した後は水鉢を切って十分にかん水する。
引っかけ:植え穴の底は「中央を高く」。根鉢を回して表裏・向きを合わせやすくするためである。

同じ論点の過去問

令和4年度 後期の前後の問題

2級造園施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月20日(日)実施) No.37。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する