令和3年度 前期 No.37論点:植栽・移植重要度 A配点 1点未着手

八ツ掛支柱(唐竹)の取付け

これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.37の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

高木植栽工において,唐竹を使用して八ツ掛支柱を取り付ける。この支柱取付けに関する記述として,適当なものを全て選びなさい。

次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題37〜40について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は関東地方の近隣公園の未供用区域において,上記の工事数量表に基づき施工するものである。

・公園の周辺は主に住宅地で,公園の近くには小学校がある。

・植栽基盤工は,植栽工及び移植工を行う区域で実施する。

・地被類植栽工は,石材系舗装工の延段の周辺で行う。

・移植工のクスノキは,約500m離れた別の公園から移植する。

・延段の施工に当たっては,全て不整形な自然石を使用する。

・工期は12月10日から翌年の3月20日までである。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽基盤工土性改良工土性改良バーク堆肥m²500
植栽工高木植栽工ナツツバキH(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立本30竹3本八ツ掛支柱
植栽工地被類植栽工ノシバ36cm×28cm×10枚m²160べた張り(目土あり)
移植工高木移植工クスノキH(m) 3.5、C(m) 0.12、W(m) 1.5本5竹3本八ツ掛支柱
園路広場工石材系舗装工延段W:1.2m L:15.0mm²18

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) 幹と竹の取付け部は,幹に杉皮を巻き,しゅろ縄を用いて結束した。 / (4) 支柱の竹3本は,それぞれ幹又は他の支柱(竹)と交差する部位の2箇所で結束した。

この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. 公園緑地工事共通仕様書(高木植栽工)では,支柱の丸太・唐竹と樹幹の交差部分はすべて杉皮などの保護材を巻き,しゅろ縄で割り縄がけに結束する。また八ツ掛の控えとなる竹は,幹又は他の竹と交差する部位の2箇所以上で結束する。(1)(4)は適当である。
  2. 竹は釘を打つと割れやすいので,竹と竹の交差する取付け部は,竹の先端を節止めしたうえで結束部にのこぎり目を入れ,鉄線で割り掛けにして結束するのが標準である(地方公共団体の竹八ツ掛支柱の標準図も「鋸目鉄線割掛け」)。釘打ちのうえ鉄線で結束するのは丸太と丸太が接合する部分の方法であり,(2)は適当でない。
  3. 八ツ掛支柱の基礎は地中に埋め込み,根止めに杭(留め杭,やらず)を打ち込んで支柱と結束する。留め杭は,支柱の根元が滑ったり沈んだりしないよう,支柱と交差させて斜めに打ち込む。地面と垂直に打ち込むとする(3)は適当でない。よって適当なものは(1)(4)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。幹と竹の取付け部は杉皮を巻き,しゅろ縄で結束する。
  2. (2)適当でない。竹どうしの交差部は,のこぎり目を入れて鉄線で結束する。釘打ちは丸太どうしの接合の方法である。
  3. (3)適当でない。留め杭(やらず)は支柱と交差させて斜めに打ち込み,支柱と結束する。
  4. (4)適当。控えの竹は幹又は他の竹と交差する部位の2箇所以上で結束する。
引っかけ:幹と支柱は杉皮+しゅろ縄,丸太どうしは釘打ち+鉄線,竹どうしはのこぎり目+鉄線。やらずは支柱と交差させて斜めに打つ。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.37。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する