溝掘り式根回しの環状はく皮
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.10の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
樹木の根回しに関する次の記述の(A),(B)に当てはまる数値と語句の組合せとして,適当なものはどれか。
溝掘り式根回しでは,支持根として残した太根に対して,幅(A)cm程度の環状はく皮を行う。これは,根の基部から先端部への(B)の流通を断ち,はく皮部からの発根を促すために行うものである。
解答欄
正解
正解:(3) (A) 15 ― (B) 養分
解き方
- 溝掘り式根回しでは,根鉢の周囲を掘り回して側根を切断し,支持根として残す太根には,一般に幅10〜15cm程度の環状はく皮を行う。幅が狭いとはく皮部が癒合して効果がなくなる。
- 葉で作られた養分(光合成産物)は,樹皮の内側の師部を通って根の先端部へ運ばれる。環状はく皮で師部を断つと,養分がはく皮部の上側にとどまり,そこから新しい根が発生する。水分は木部を通って上昇するので,はく皮では断たれない。よって(A)15,(B)養分の(3)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。幅5cm程度では狭く,はく皮部が癒合しやすい。
- (2)適当でない。幅が狭く,環状はく皮で断つのは水分ではない。
- (3)適当。幅15cm程度の環状はく皮で,基部から先端部への養分の流通を断つ。
- (4)適当でない。水分は木部を通るので,環状はく皮では断たれない。
引っかけ:環状はく皮は師部(養分の通り道)を切り,木部(水分の通り道)は残す。だから支持根として樹体を支えつつ水も吸える。
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論点ページ:植栽・移植の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する