令和元年度 問題5 設問(1)(イ)論点:安全管理重要度 A未着手

建設現場の熱中症予防対策(暑さ指数・服装・水分と塩分の摂取。穴埋め)

これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題5 設問(1)(イ)の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

(イ) 建設現場における熱中症予防対策に関する次の記述の[A]〜[C]に当てはまる適当な語句を記述しなさい。

【問題5】安全管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。

(1) 次に示す工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は、供用後30年を経過した近隣公園(4.0ha)の一部区域において、上記の数量表に基づき施工するものである。

・樹勢回復工は、オオシマザクラの樹勢回復と病虫害防除のため、液肥と殺菌剤を混合して動力噴霧器で葉面散布するものである。

・工期は、6月1日から9月30日までとする。

・工事区域及びその周辺は平坦であり、架空線等の障害物はない。

・公園の周辺は、主に住宅地が広がっている。

・[A]指数(WBGT値)が基準値を超えるおそれのある現場においては、熱を遮る遮へい物、通風・冷房の設備の設置などに努める。

・作業員に対しては、熱を吸収する服装や保熱しやすい服装は避け、透湿性・[B]の良い服装を着用させる。また、めまいなどの自覚症状の有無にかかわらず、作業の前後や作業中における定期的な水分・[C]の摂取を指導する。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工ケヤキH(m) 7.0、C(m) 0.60、W(m) 4.0本10支柱取付け
樹木整姿工高中木整姿工クスノキH(m) 10.0、C(m) 0.80、W(m) 5.5本15
樹木整姿工樹勢回復工オオシマザクラH(m) 7.0、C(m) 0.45、W(m) 4.0本20薬剤等散布

解答欄

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

A暑さ(暑さ指数 も正解)
B通気性(通気 も正解)
C塩分(塩分(ナトリウム)・塩 も正解)

解き方

  1. A:WBGT(湿球黒球温度)は、気温・湿度・輻射熱を取り入れた暑さの指標で、暑さ指数ともいう。厚生労働省の「職場における熱中症予防基本対策要綱」(令和3年4月20日 基発0420第3号)は、WBGT値が基準値を超え、又は超えるおそれのある作業場所では、熱を遮る遮へい物、直射日光・照り返しを遮る簡易な屋根、通風・冷房の設備を設けるよう努めるとしている。
  2. B:同要綱は、熱を吸収し、又は保熱しやすい服装は避け、透湿性及び通気性の良い服装を着用させるとしている。
  3. C:同要綱は、自覚症状の有無にかかわらず、作業の前後や作業中の定期的な水分及び塩分の摂取を指導するとしている。汗で失われた塩分を補わないと、水分だけをとっても熱けいれんなどを起こしやすい。
引っかけ:Aは「暑さ」(暑さ指数=WBGT値)。Bは「透湿性・通気性」、Cは「水分・塩分」の組合せで覚える。
現行法令との関係:本試験の時点の通達(平成21年6月19日 基発第0619001号)は、令和3年4月の「職場における熱中症予防基本対策要綱」に替わり、この要綱も令和8年3月18日の基発0318第1号で廃止され、「職場における熱中症防止のためのガイドライン」に替わった。WBGT値の低減(遮へい物・簡易な屋根・通風又は冷房の設備)、透湿性及び通気性の良い服装、水分及び塩分の摂取の内容は同じである。2025年6月1日施行の労働安全衛生規則第612条の2で、熱中症のおそれのある作業では報告の体制と症状の悪化を防ぐ措置の手順を定めて周知することが事業者の義務になったが、この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題5 設問(1)(イ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する