6月に移植したカツラの夏季に備えた養生作業の名称と作業目的
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題4 設問(1)(ハ)の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
(ハ) 高木移植工に関し、6月にカツラを移植したので、夏季に備えて樹木の養生作業を行うことにした。その養生作業の名称とその作業目的について、それぞれ具体的に3つ記述しなさい。
【問題4】品質管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。
(1) 次に示す工事数量表に基づく造園工事の品質管理に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。
(ただし、剪定、支柱の取付け、灌水に関する内容を除く。)
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | クスノキ | H(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) 1.0、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | コナラ | H(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | コウライシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 1,500 | 目地張り(目土あり) |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | シバザクラ | 3芽立 コンテナ径9.0cm | 株 | 2,500 | |
| 移植工 | 高木移植工 | カツラ | H(m) 7.0、C(m) 0.75、W(m) 3.0、株立数 ― | 本 | 5 | 支柱取付け |
解答欄
正解
幹巻き
3 字マルチング
蒸散抑制剤の散布
寒冷紗巻き
幹をわらやこも、緑化テープで巻いて幹からの水分の蒸散を抑え、夏の強い日差しによる幹焼け(樹皮の日焼け・割れ)を防ぐ。
58 字根元をバークチップなどで覆い、土壌水分の蒸発と地温の上昇を抑えて根の乾燥を防ぎ、新しい根の発生を助ける。
葉面に薄い膜をつくって葉からの蒸散を抑え、根の吸水力が回復するまでの樹体の水分不足としおれを防ぐ。
寒冷紗で樹冠や幹を覆って強い日射を和らげ、葉や幹の温度上昇と蒸散を抑えて、葉焼けや幹焼けを防ぐ。
マルチング
5 字幹巻き
寒冷紗巻き
防風ネット張り
根元をバークチップなどで覆い、土壌水分の蒸発と地温の上昇を抑えて根の乾燥を防ぎ、新しい根の発生を助ける。
52 字幹をわらやこも、緑化テープで巻いて幹からの水分の蒸散を抑え、夏の強い日差しによる幹焼け(樹皮の日焼け・割れ)を防ぐ。
寒冷紗で樹冠や幹を覆って強い日射を和らげ、葉や幹の温度上昇と蒸散を抑えて、葉焼けや幹焼けを防ぐ。
防風ネットで風当たりを弱め、葉からの蒸散と強風による枝葉の傷みを抑えて、台風期の乾燥害を防ぐ。
蒸散抑制剤の散布
8 字寒冷紗巻き
防風ネット張り
幹巻き
葉面に薄い膜をつくって葉からの蒸散を抑え、根の吸水力が回復するまでの樹体の水分不足としおれを防ぐ。
49 字寒冷紗で樹冠や幹を覆って強い日射を和らげ、葉や幹の温度上昇と蒸散を抑えて、葉焼けや幹焼けを防ぐ。
防風ネットで風当たりを弱め、葉からの蒸散と強風による枝葉の傷みを抑えて、台風期の乾燥害を防ぐ。
幹をわらやこも、緑化テープで巻いて幹からの水分の蒸散を抑え、夏の強い日差しによる幹焼け(樹皮の日焼け・割れ)を防ぐ。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- カツラ(H7.0m、C0.75m)のような大きな落葉樹を6月に移植すると、葉が展開して蒸散の多い時期に根が切られた状態になる。夏季に備え、蒸散を抑え、乾燥と高温から樹体を守る養生を行う。剪定・支柱の取付け・灌水は除外されている。
- 幹巻き:幹をわら・こも・緑化テープなどで巻き、幹からの蒸散を抑え、日射による幹焼け(樹皮の日焼け・割れ)を防ぐ。公園緑地工事共通仕様書(令和元年8月) 第2章(植栽工)は、幹巻きする場合は、こもまたはわらを使用するときはわら縄またはシュロ縄で巻き上げ、天然繊維材を使用するときは重ねながら巻き上げた後に幹に緊結するとしている。
- マルチング:根元をバークチップ・わら・落ち葉などで覆い、土壌水分の蒸発を抑え、地温の上昇を和らげ、雑草の発生も抑える。同 第2章2-3-10 5 は、設計図書に示す厚みに均一に敷き均すとしている。
- 蒸散抑制剤の散布:葉面に皮膜をつくる薬剤を散布して蒸散を抑える。同 第2章(移植工)は、蒸散抑制剤を使用する場合は使用剤及び使用方法について監督職員の承諾を得るとしている。
- このほか、寒冷紗巻き(日射の緩和)、防風ネット(風当たりの緩和)も樹木養生工の種別として同 2-3-10 に挙げられている。
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題4 設問(1)(ハ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する