突貫工事の施工管理上の弊害・作業時間率を低下させる管理不良による時間損失の要因
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題3 設問(3)(ロ)(ハ)の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
(3) 工程管理に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。
【問題3】工程管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
(ロ) 工事期間を短縮するためにいわゆる突貫工事を行う場合、施工管理上の弊害について記述しなさい。(ただし、安全管理に関することは除く。)
(ハ) 工事の進度管理において、作業時間率の低下をきたす時間損失の要因のうち、管理不良によると考えられるものを3つ記述しなさい。(ただし、災害や事故などの要因は除く。)
解答欄
正解
残業・夜間作業や機械・人員の増加で工事費が急に増え、作業員の疲労や不慣れな作業員の増加による手直しで品質が低下する。
58 字工期を無理に縮めると原価が急激に増える。植栽では適期を外れた植付けや養生の不足が起こり、枯損や出来形の不良につながる。
資機材や作業員を短期間に集中させるので、段取りや工程間の調整が追いつかず、手待ちや手戻りが生じて品質と原価の管理が難しくなる。
作業の段取りや指示が不十分なことによる作業員の手待ち
26 字作業員の配置や人数が作業量に合っていないことによる遊び
図面の確認不足や指示の誤りによる手直し(やり直し)
資材の搬入や機械の手配の遅れによる作業の中断
22 字樹木などの材料の搬入時刻と植付けの段取りが合わないことによる手待ち
前工程や関連工事との調整不足による作業の手待ち
機械の整備不良による故障での作業の停止
19 字機械の点検・整備を怠ったことによる故障と修理待ち
作業員の技能に合わない作業の割当てによる作業の遅れ
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (ロ) 突貫工事は、工期を短縮するために、作業員・機械を増やしたり、残業・夜間作業・休日作業を行ったりして、施工速度を通常より上げる工事である。工期と工事費の関係では、最適な工期より短くするほど直接費(労務費の割増し・機械の増加など)が急に増え、工事費が増大する。
- あわせて、作業員の疲労、不慣れな作業員の増加、段取りや確認の不足で手直しが増え、品質が低下しやすい。植栽工事では、適期を外れた植付けや養生の不足が枯損につながる。安全管理に関すること(事故の増加など)は除外されているので書かない。
- (ハ) 作業時間率は、作業員や機械が実際に作業をしている時間の割合である。時間損失には、天候や災害・事故など施工者が避けにくいものと、施工者の管理不良によるものがある。管理不良によるものには、段取りや指示の不備による手待ち、資材・機械の手配の遅れによる作業の中断、機械の整備不良による故障、作業員の配置の不適切、工程間・関連工事との調整不足、指示の誤りによる手直しなどがある。災害や事故などの要因は除外されている。
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題3 設問(3)(ロ)(ハ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する