平成28年度 問題4 設問(2)論点:樹木の規格・植栽基盤の調査重要度 A未着手

品質規格(樹形・枝葉の密度の判定・樹勢の表示項目・地被類の表示項目と判定)

これは1級造園施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年12月4日(日)実施) 問題4 設問(2)の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

(2) 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」の品質規格に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。

【問題4】次の工事数量表に基づく造園工事の品質管理に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・表土保全工は、良質な表土を今後の工事の植栽用土として活用するため、表土を掘削し、現場に近接する場所に運搬して、仮置きして保全するものである。

(イ) コナラなどの樹木の品質規格のうち「樹姿」に関し、「樹形」と「枝葉の密度」について、それぞれの品質判定上の留意事項を記述しなさい。

(ロ) コナラなどの樹木の品質規格のうち「樹勢」に関し、「生育」、「葉」、「枝」以外の表示項目を4つ記述しなさい。

(ハ) タマリュウなどの地被類の品質規格に関し、「形態」以外の表示項目を2つ記述し、それぞれの品質判定上の留意事項を記述しなさい。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
敷地造成工表土保全工表土掘削―m³1,000運搬・仮置きを含む
植栽工高木植栽工コナラH(m) 3.0、C(m) 0.14、W(m) ―、株立(B.N) 3本立以上本30支柱取付け
植栽工地被類植栽工タマリュウ5芽立株900コンテナ径7.5cm
移植工高木移植工ヤマモモH(m) 4.0、C(m) 0.40、W(m) 3.0、株立(B.N) ―本1支柱取付け、溝掘り式根回し実施済

解答欄

0 / 60 字
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0 / 10 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(イ)「樹形」の品質判定上の留意事項 模範解答

樹種の特性に応じた自然樹形で、樹形が整っていること。

26 字
別解

その樹種本来の形を基本として育成された自然樹形を保ち、全体の形が乱れずに整っていること。

(イ)「枝葉の密度」の品質判定上の留意事項 模範解答

樹種の特性に応じて節間が詰まり、枝葉の密度が良好であること。

30 字
別解

枝の節と節の間が詰まり、枝と葉が樹種に応じた密度で十分に付いていること。

(ロ) 樹勢の表示項目 1 模範解答

根

1 字
別解

根鉢

樹皮(肌)

病虫害

(ロ) 樹勢の表示項目 2 模範解答

根鉢

2 字
別解

根

樹皮(肌)

病虫害

(ロ) 樹勢の表示項目 3 模範解答

樹皮(肌)

5 字
別解

根

根鉢

病虫害

(ロ) 樹勢の表示項目 4 模範解答

病虫害

3 字
別解

根

根鉢

樹皮(肌)

(ハ) 地被類の表示項目 1 模範解答

葉

1 字
別解

根

病虫害

(ハ) 表示項目 1 の品質判定上の留意事項 模範解答

正常な葉形・葉色・密度を保ち、しおれや軟弱な葉がなく、生き生きしていること。

38 字
別解

(根の場合)根系の発達が良く、細根が多く、乾燥していないこと。

(病虫害の場合)病虫害の発生がなく、過去に発生したものも軽微で、その痕跡がほとんど認められないこと。

(ハ) 地被類の表示項目 2 模範解答

根

1 字
別解

葉

病虫害

(ハ) 表示項目 2 の品質判定上の留意事項 模範解答

根系の発達が良く、細根が多く、乾燥していないこと。

25 字
別解

(葉の場合)正常な葉形・葉色・密度を保ち、しおれや軟弱な葉がなく、生き生きしていること。

(病虫害の場合)病虫害の発生がなく、過去に発生したものも軽微で、その痕跡がほとんど認められないこと。

要点(書けていたものにチェック)(イ)「樹形」の品質判定上の留意事項(イ)「枝葉の密度」の品質判定上の留意事項(ロ) 樹勢の表示項目 1(ロ) 樹勢の表示項目 2(ロ) 樹勢の表示項目 3(ロ) 樹勢の表示項目 4(ハ) 地被類の表示項目 1(ハ) 表示項目 1 の品質判定上の留意事項(ハ) 地被類の表示項目 2(ハ) 表示項目 2 の品質判定上の留意事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)(第5次改訂) では、樹木の品質は樹姿と樹勢に分けて表示する。樹姿は樹形(全形)・幹(高木のみ)・枝葉の配分・枝葉の密度・下枝の位置、樹勢は生育・根・根鉢・葉・樹皮(肌)・枝・病虫害。
  2. (イ) 別表-1で、樹形(全形)は「樹種の特性に応じた自然樹形で、樹形が整っていること」、枝葉の密度は「樹種の特性に応じて節間が詰まり、枝葉密度が良好であること」。
  3. (ロ) 樹勢の7項目から生育・葉・枝を除くと、根・根鉢・樹皮(肌)・病虫害の4つが残る。
  4. (ハ) タマリュウはその他地被類で、表示項目は形態・葉・根・病虫害。別表-4で、葉は「正常な葉形、葉色、密度(着葉)を保ち、しおれ(変色、変形)や軟弱葉がなく、生き生きしていること」、根は「根系の発達が良く、細根が多く、乾燥していないこと」、病虫害は「発生がないもの。過去に発生したことのあるものについては、発生が軽微で、その痕跡がほとんど認められないよう育成されたものであること」。
引っかけ:「枝葉の密度」(節間が詰まり密度が良好)と「枝葉の配分」(四方に均等)は別の項目。(ロ)の樹勢に「樹形」や「下枝の位置」(樹姿の項目)を書かない。(ハ)のタマリュウはシバ類ではないので、「ほふく茎」「雑草等」(シバ類の項目)は当たらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年12月4日(日)実施) 問題4 設問(2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する