令和7年度 問題3 設問(1)(イ)論点:樹木の規格・植栽基盤の調査重要度 A未着手

寸法規格(株立物のエゴノキの合否・幹周と枝張の測り方)

これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題3 設問(1)(イ)の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 8 手順・引っかけの指摘が読めます。

(イ)「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」の寸法規格に関し、以下の設問1)、2)について答えなさい。

【問題3】品質管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。

(1) 次に示す〔工事数量表〕に基づく造園工事の品質管理に関し、以下の設問(イ)、(ロ)について答えなさい。

1)下表に示すア〜オのエゴノキは、本工事に使用するものの一部である。工事数量表の「H」及び「C」の寸法規格基準を満たしているものの記号を、全て記入しなさい。

ただし、表中の「各幹の周長」のそれぞれの数値は、「各幹の高さ」の数値の順序と同じ幹に対するものである。

2)カツラの寸法規格に関し、「C」及び「W」の測定に関する次の記述の[①]〜[③]に当てはまる語句又は数値を、解答欄に記述しなさい。

・「C」は、根鉢の上端より[①]m上りの位置を測定し、この部分に枝が分岐している場合は、分岐部分の[②]を測定する。

・「W」は、四方面に伸長した枝の幅を測定し、測定方向により長短がある場合は、[③]とする。なお、一部の突出した枝は含まない。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工エゴノキH(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立以上本10支柱取付け
植栽工高木植栽工カツラH(m) 4.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5、株立数 ―本5支柱取付け
植栽工地被類植栽工コウライシバ36cm×28cm×10枚m²1,500目地張り(目土あり)
植栽工地被類植栽工タマリュウ3芽立、コンテナ径10.5cm鉢1,000
移植工高木移植工シラカシH(m) 5.0、C(m) 0.30、W(m) 2.0、株立数 ―本5支柱取付け
エゴノキ(ア〜オ)の各幹の寸法
記号各幹の高さ(m)各幹の周長(m)株立数
ア3.3、3.1、3.00.12、0.10、0.093本立
イ3.8、3.6、2.40.12、0.10、0.103本立
ウ3.6、3.5、3.20.11、0.10、0.093本立
エ3.6、3.5、3.2、2.50.09、0.07、0.07、0.064本立
オ3.9、3.5、2.9、2.50.09、0.09、0.08、0.074本立

解答欄

m

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

1)H及びCの寸法規格基準を満たしているエゴノキの記号(全て)ウ・オ(ウオ・ウ、オ・ウ,オ・ウ,オ・ウ オ・オ・ウ・オウ・オ、ウ も正解)
2)①1.2 m
2)②上部(上部(分岐部分の上部)・上の部分・分岐部分の上部 も正解)
2)③最長と最短の平均値(最長と最短の平均・最長と最短の平均値とする・最長値と最短値の平均・最長と最短の値の平均値 も正解)

解き方

  1. 1)公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)(第5次改訂) の定義では、株立数が3本立以上のときは、指定株立数について過半数は所要の樹高に達しており、他は所要の樹高の70%以上に達していることとされる。株立物の幹周は、各幹の周長の総和の70%とする。所要樹高の70%に満たない幹は、株立数にも幹周の総和にも数えない。
  2. 工事数量表のエゴノキはH3.5m、C0.21m、3本立以上。所要樹高の70%は3.5×0.7=2.45m。指定株立数3本の過半数は2本なので、3.5m以上の幹が2本以上あり、残りの幹が2.45m以上であればHを満たす。
  3. ア:3.5m以上の幹がない(3.3、3.1、3.0)のでHを満たさない。
  4. イ:3.8m・3.6mの2本は3.5m以上だが、2.4mの幹は2.45m未満なので数えない。数える幹は2本で3本立以上にならず、幹周も(0.12+0.10)×0.7=0.154m<0.21mで満たさない。
  5. ウ:3.6m・3.5mの2本が3.5m以上、3.2mは2.45m以上でHを満たす。幹周(0.11+0.10+0.09)×0.7=0.30×0.7=0.21m≧0.21mでCも満たす。
  6. エ:3.6m・3.5mの2本が3.5m以上、3.2m・2.5mは2.45m以上でHは満たすが、幹周(0.09+0.07+0.07+0.06)×0.7=0.29×0.7=0.203m<0.21mでCを満たさない。
  7. オ:3.9m・3.5mの2本が3.5m以上、2.9m・2.5mは2.45m以上でHを満たす。幹周(0.09+0.09+0.08+0.07)×0.7=0.33×0.7=0.231m≧0.21mでCも満たす。よって満たすものはウ・オ。
  8. 2)同基準の定義:幹周(C)は、根鉢の上端より1.2m上りの位置を測定し、この部分に枝が分岐しているときは、その上部を測定する。枝張(W)は、四方面に伸長した枝の幅で、測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。なお、一部の突出した枝は含まない。
引っかけ:イは周長の総和だけで計算すると(0.12+0.10+0.10)×0.7=0.224mで合格に見えるが、2.4mの幹は所要樹高の70%(2.45m)に届かず数えない。エは4本の総和でも0.203mで0.21mに届かない。規格の寸法値は最低値なので、ウのようにちょうど0.21mは合格。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題3 設問(1)(イ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する