植栽基盤の透水性(根腐れ・長谷川式簡易現場透水試験の減水速度と判定)
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題3 設問(2)の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(2) 植栽基盤に関し、以下の設問(イ)、(ロ)に答えなさい。
【問題3】品質管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。
(イ) 次の記述は、植栽基盤としての土壌に透水性(排水性)が求められる理由を示したものである。次の記述の空欄に当てはまる適切な語句を、解答欄に記述しなさい。
「多量の雨が降ると土壌は一時的に飽水状態となり、通気性が滞るようになる。通常の場合、土壌水は重力によって速やかに排水され、土壌の通気性も回復するが、排水が悪い場所では、土壌は酸欠状態になる。[ ]と呼ばれる障害はこのような酸欠状態によって引き起こされる。」
(ロ) 長谷川式簡易現場透水試験器(下図)で、ある地点で調査を行ったところ、下表に示す結果を得た。下記結果から、減水速度(最終減水能、mm/時(hr))を求め、植栽基盤の判定結果について、「不良」もしくは「可」のいずれかを、解答欄に記述しなさい。

試験の結果(試験孔の深さ500mm)
| 時刻 | スケールの読み | |
|---|---|---|
| 予備注入 | 10:05 | 600mm |
| 再注入 | 11:05 | 600mm |
| 20分後 | 11:25 | 615mm |
| 40分後 | 11:45 | 630mm |
解答欄
正解
| (イ) 空欄の語句 | 根腐れ(根ぐされ・根腐 も正解) |
|---|---|
| (ロ) 減水速度(最終減水能) | 45 mm/hr |
| (ロ) 植栽基盤の判定結果 | 可 |
解き方
- (イ) 排水の悪い土壌では、雨の後に土の孔げきが水で満たされたままになり、根が呼吸に必要な酸素が不足する。根の細胞が死んで腐り、吸水できなくなる障害を根腐れという。
- (ロ) 長谷川式簡易現場透水試験器では、試験孔に水を注いでフロートの付いたスケールの読みの変化(水位の低下量)から減水速度を求める。予備注入から1時間後に再注入して土を湿らせ、再注入後の一定時間ごとの読みの差から、最終的に落ち着いた減水速度(最終減水能)を求める。
- 再注入(11:05)600mm → 20分後(11:25)615mm → 40分後(11:45)630mm。最後の20分間の減水量は630−615=15mm。1時間あたりに直すと15mm×60分/20分=45mm/hr(最初の20分間も15mmで、減水速度は一定)。
- 判定の目安は、最終減水能30mm/hr未満が不良、30〜100mm/hrが可、100mm/hr以上が良である。45mm/hrは30mm/hr以上100mm/hr未満なので「可」。
引っかけ:20分間の減水量15mmをそのまま答えない。1時間あたり(×3)に直して45mm/hr。スケールの読み600mmは注入時の基準値で、減水量は読みの差で求める。
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→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題3 設問(2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する