貸倒引当金・貸倒れ

重要度 B第1・2・5問で出題過去問 3問

貸倒引当金・貸倒れは、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち3回で出題された論点です(収録142問中3問・重要度B)。出題されるのは第1問・第2問・第5問です。

要点:売上債権(受取手形・完成工事未収入金)の期末残高に率を掛け、差額補充法で繰入額を求める。前期の債権が貸し倒れたら引当金を取り崩す。

覚える要点

  • 前期の債権が貸し倒れたら、まず貸倒引当金を取り崩し、不足分だけを貸倒損失にする。貸方は完成工事未収入金の全額。
  • 不足分を貸倒引当金繰入額にしない。繰入額は決算で引当金を設定するときの科目。
  • 当期に発生した債権の貸倒れは引当金を使わず全額を貸倒損失にする。
  • 前期に貸倒処理した債権を当期に回収したら償却債権取立益(収益)。同じ期の回収なら貸倒損失を取り消す。
  • 決算の繰入額は売上債権の期末残高×率−引当金残高(差額補充法)。個別評価する債権は一般分の母数から除く。

勉強のしかた:第1問の仕訳では「前期か当期か」「引当金で足りるか」で科目が決まる。精算表の貸倒引当金は整理後の債権残高で計算するので、第5問とセットで練習する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、貸倒引当金・貸倒れで間違えやすい点を集めました。

  • 第37回 第1問 (4):不足分を貸倒引当金繰入額にしない。繰入額は決算で引当金を設定するときの科目で、貸倒れが発生したときの不足分は貸倒損失。
  • 第34回 第1問 (3):前期の債権なので、まず貸倒引当金を優先して取り崩し、不足分だけを貸倒損失にする。当期に発生した債権が貸し倒れた場合は引当金を使わず全額を貸倒損失にする。
  • 第32回 第1問 (4):「前期に」貸倒処理した債権の回収は償却債権取立益。当期に貸倒処理した債権を同じ期に回収したときは貸倒損失を取り消す(貸方 貸倒損失)。貸倒引当金戻入益とも混同しない。

この論点の問題

同じ大問で出る論点

第1・2・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。