第31回 第1問 問1論点:原価管理・実行予算・原価企画重要度 B配点 10点未着手

工事レベルの実行予算の三つの機能

これは建設業経理士1級 原価計算 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 問1(配点 10点)の問題です。論点は「原価管理・実行予算・原価企画」(重要度B・解答の形は指定字数以内の論述(問1・問2 各10点))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。

問1 工事レベルの実行予算の三つの機能について説明しなさい。(300 字)

解答欄

0 / 300 字本試験は解答用紙のマス目に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は目安です。本試験と同じく、定義 → 理由や違い → 結論の順に書くと要点が入りやすくなります。

正解

模範解答

工事レベルの実行予算には次の三つの機能が期待される。第一に、原価統制の出発点となる機能を果たす。現場管理者も加わって達成可能な目標原価として編成されるため、現場を動機づけるとともに、以後のコスト・コントロールの基準となる。第二に、全社の利益計画を支える機能である。全社の総合利益予算は個々の工事が生む利益を積み上げて達成されるから、期間予算との整合を意識して工事ごとの目標利益を定めることが、利益計画を具体化する基礎になる。第三に、責任会計を推進する機能である。実行予算を管理責任区分に対応させ、作業所や工種などのセクション別に細分化して統制することにより、責任者ごとの業績評価が可能になる。

296 字
要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。

解き方

  1. 「三つ」と問われているので冒頭で三つあると宣言し、①コスト・コントロールの出発点、②利益計画の基礎、③責任会計の推進、の順に一つずつ書く。
  2. 各機能に「なぜその機能を果たせるか」を添える。①現場管理者参加による達成可能な目標と動機づけ、②総合利益予算は工事利益の積み重ね、③管理責任区分との対応と細分化、という理由になる。
  3. 導入 25 字+各機能 85〜90 字で配分する。機能名と理由の二文で三組そろえる。
引っかけ:コスト・コントロールだけを詳しく書き、利益計画(期間予算との関係)と責任会計(管理責任区分)を落としやすい。実行予算の作成手順を書いても機能の説明にはならない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 原価計算 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する