令和7年度 問題5(受検種別:建築)論点:受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)重要度 A未着手

受検種別 建築(ヒービング・セメントミルク工法・かぶり厚さ・枠組壁工法・直均し・ALC・折板・天井下地)

これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月9日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)の問題です。論点は「受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)」(重要度A)。採点すると、解き方 8 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の1.から8.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を,下の枠内から1つ選びなさい。

1. 軟弱な地盤等において,山留め壁の根入れが浅い場合に,山留め壁背後の土が根切り側へ回り込み,根切り底面がふくれあがる現象を[①]という。[①]は山留め壁を崩壊させる原因となるため,良好な地盤まで根入れ長さを延ばしたり,根切り底の地盤改良を施したりして対策を行う。

2. 既製コンクリート杭地業のセメントミルク工法において,杭径が300mmから600mmの場合は,杭径よりも[②]mm程度大きいオーガーヘッドを使用する。掘削は,安定液を用いて孔壁の崩壊を防止しながら,杭心に合わせて鉛直に行い,予定の支持層に達した後,根固め液及び杭周固定液を注入しながらアースオーガーを引き抜いていき,その後既製コンクリート杭を掘削孔内に建て込む。

3. 鉄筋工事において,コンクリートの中性化や火災等の高温による鉄筋への影響を考えた鉄筋を覆うコンクリートの厚さをかぶり厚さという。建築基準法施行令では,原則として,柱又は梁にあっては[③]cm以上,床にあっては2cm以上と規定されている。

4. 木構造の枠組壁工法において,壁枠組は[④]の上で製作し,建て起こして,外周壁から内部間仕切壁の順に組み立てていく。壁枠組の上に頭つなぎを取り付けて,壁全体を固定する。

5. コンクリート直均しは,コンクリート打込みのときに,表面の荒均しを行い,粗骨材が表面より沈むまでタンピングをした後,[⑤]して平らに敷き均す。コンクリート表面が指で押しても少ししか入らない程度に硬化した時期に木ごてずりを行う。踏板等に乗り,スラブの上に乗ってもほとんど沈まなくなったら,金ごてで表面を仕上げる。

6. 外壁ALCパネル縦張り工法において,骨組みが変形したときにパネルが破損するのを防ぐために,[⑥]構法が多く用いられる。この構法は,パネルの上下それぞれ1か所を梁等と接合するが,接合部が微小回転できるように取り付ける。

7. 金属製屋根折板葺における重ね形折板は,各山ごとにタイトフレームに固定ボルト締めとし,折板の流れ方向の重ね部を緊結するボルトの間隔は,[⑦]mm程度とする。棟の納まりについては,棟包みを設け,タイトフレームに固定ボルト等で取り付ける。折板の水上には,先端部に雨水を止めるために止水面戸を設け,折板及び面戸に穴をあけないようポンチング等で固定する。

8. 内装仕上げの軽量鉄骨天井下地工事において,天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は,吊ボルトと同じ材や鉄筋等を用いて,下地の水平補強を行う。水平補強は,縦横方向に[⑧]m程度の間隔で取り付ける。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①ヒービング
②100
③3
④床枠組
⑤定規ずり
⑥ロッキング
⑦600
⑧1.8

解き方

  1. 1. 軟弱な粘性土地盤で山留め壁の根入れが浅いと,背面の土の重さで根切り底が押し上げられてふくれあがる。これがヒービング。砂質地盤で水が湧き上がるボイリング,水みちができるパイピングと区別する。
  2. 2. 標仕 4.3.4(6)(イ):セメントミルク工法のアースオーガーヘッド径は杭径+100mm程度とする。
  3. 3. 建築基準法施行令第79条第1項:かぶり厚さは,耐力壁以外の壁又は床にあっては2cm以上,耐力壁,柱又ははりにあっては3cm以上,直接土に接する壁・柱・床・はり・布基礎の立上り部分は4cm以上,基礎(布基礎の立上り部分を除く)は捨コンクリートの部分を除いて6cm以上。
  4. 4. 枠組壁工法(ツーバイフォー)は,先に床枠組をつくって床下張りを張り,その床面を作業台として壁枠組を製作し,建て起こして組み立てる(プラットフォーム工法)。
  5. 5. 標仕 6.6.6(2)(3):荒均しの後,タンパー等でたたき締め,長尺の均し定規を用いて平たんに均す(定規ずり)。その後 15.4.3により木ごてで中むら取り,金ごてで押えを行う。
  6. 6. 標仕 8.4.3:外壁の縦壁ロッキング構法は,パネルの上下端部をロッキングできるように取付け金物で取り付け,層間変形にパネルが回転して追従する。
  7. 7. 標仕 13.3.3(3)(ウ):重ね形の折板は各山ごとにタイトフレームに固定し,流れ方向の重ね部の緊結のボルト間隔は600mm程度とする。水上の先端部には止水面戸を設ける。
  8. 8. 標仕 14.4.4(8)(ア):天井のふところが1.5m以上の場合は吊りボルトの補強を行い,水平補強は縦横方向に間隔1.8m程度,斜め補強は間隔3.6m程度で配置する(ふところが3mを超える場合は特記)。
引っかけ:②は「杭径+100mm」(50mm・150mmではない)。③は柱・梁の3cm(耐力壁も3cm,土に接する部分の4cmと混同しない)。⑧は水平補強1.8mで,斜め補強の3.6m,天井に段違いがある箇所の斜め補強の2.7mと混同しない。

同じ論点の過去問

令和7年度の前後の問題

2級建築施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月9日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する