受検種別 仕上げ(塗膜防水の通気緩衝シート・複層ガラス・塗装の欠陥・フローリング張り)
これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月9日(日)実施) 問題5(受検種別:仕上げ)の問題です。論点は「受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)」(重要度A)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
次の1.から4.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を,下の該当する枠内から1つ選びなさい。
1. ウレタンゴム系塗膜防水絶縁工法の施工において,通気緩衝シートの張付けに当たっては,継目を[①]とし,下地からの浮き,端部の耳はね等が生じないように注意して張り付ける。立上り部は,通気緩衝シートに替えて補強布を用いる。この場合,平場部の通気緩衝シートの端部をシーリング材等で処理したうえ,補強布を通気緩衝シートの上に[②]mm程度張り掛けて防水材を塗布する。
2. 外部に面するサッシのガラス工事において,板厚12mm(3+A6+3)の複層ガラスをグレイジングガスケット構法により取り付ける場合,ガラス溝のかかり代は,[③]mm以上とする。また,サッシ固定部の面クリアランスは,[④]mm以上とする。
3. 塗装工事において,塗装作業中に塗膜が平らに乾燥せず,ちりめん状や波形模様の凹凸を生じる現象を[⑤]といい,厚塗りによる上乾きの場合等に起こりやすい。塗装後に気温が下がることで,塗料の乾燥が遅れたり,空気中の[⑥]により白化(ブラッシング)が起こる。
4. フローリングボード張りにおいて,下張り用床板の上に接着剤を併用してフローリングボードを釘打ちで張り込む場合,下張り用床板は乱に継ぎ,継手部は根太心で突付けとし,[⑦]mm程度の間隔で釘打ちとする。フローリングボードは,所定の接着剤を下張り用床板に塗布し,通りよく敷き並べて押さえ,[⑧]の付け根から隠し釘止めとする。
解答欄
正解
| ① | 突付け |
|---|---|
| ② | 100 |
| ③ | 15 |
| ④ | 5 |
| ⑤ | しわ |
| ⑥ | 水分 |
| ⑦ | 150 |
| ⑧ | 雄ざね |
解き方
- 1. ウレタンゴム系塗膜防水の絶縁工法(標仕 表9.5.1の種別X-1)では,通気緩衝シートは重ねると段差ができて防水層の厚さが不均一になるので,一般に継目を突付けとし,継目に接着テープ等を張って処理する。立上り部は補強布とし,平場の通気緩衝シートの端部をシール材等で処理したうえ,補強布を通気緩衝シートの上に一般に100mm程度張り掛ける(標仕には寸法の規定がなく,表9.5.1の注1のとおり接着剤以外の張付け方法は製造所の仕様による)。
- 2. 複層ガラスは封着部(スペーサー・封着材)を日射や水から守るため,掛り代を15mm以上とする。面クリアランスは5mm以上とする。平成28年版の標仕 表16.14.1(ガラス溝の大きさ)では,複層ガラスは面クリアランス5mm以上,エッジクリアランス上・縦4mm以上(可動部3mm以上)・下7mm以上,掛り代15mm以上としている。同表のグレイジングガスケットの欄は単板ガラス(厚さ6.8mm以下,面クリアランス2mm以上)だけだが,複層ガラスをグレイジングガスケット構法で納める場合も,一般に複層ガラスの欄と同じ面クリアランス5mm以上・掛り代15mm以上とされる。
- 3. 塗膜の表面だけが先に乾く上乾きで内部との収縮差が生じ,ちりめん状・波形の凹凸ができる欠陥が「しわ」。気温の低下や高湿度で,空気中の水分が塗膜表面に凝縮して白くなる現象が白化(ブラッシング)。
- 4. 標仕 12.6.2 表12.6.1:下張り用床板(構造用合板12mm)は受材心で突き付け,乱に継ぎ,留付け間隔は継手部150mm程度,中間部200mm程度。標仕 19.5.4(2)(b)①③(直張り工法):下張り用床板は表12.6.1により,所定の接着剤を下張り用床板に塗布し,通りよく敷き並べて押さえ,雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月9日(日)実施) 問題5(受検種別:仕上げ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する