令和6年度 問題5(受検種別:建築)論点:受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)重要度 A未着手

問題5-A 受検種別:建築(仮設・鉄筋・型枠・鉄骨・屋根・タイル・石・軽量鉄骨壁下地)

これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月24日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)の問題です。論点は「受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)」(重要度A・解答の形は四肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 8 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の1.から8.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を,下の枠内から1つ選びなさい。

1. 仮設工事において,建築物の位置を決定するため,建築物外周の柱心,壁心が分かるように地面にビニル紐等を張って表すことを[①]という。

2. 鉄筋のガス圧接継手部において,圧接完了後の検査には全数検査と抜取検査がある。そのうち,抜取検査として非破壊検査である[②]試験及び破壊検査である引張試験が行われている。

3. 型枠支保工の解体において,梁下の支柱の取外しは,構造体コンクリート強度が梁の設計基準強度の[③]%以上であり,かつ,施工中の荷重及び外力によって著しい変形又は亀裂が生じないことが構造計算により確かめられた場合,コンクリートの材齢による存置日数を経過する前に行うことができる。

4. 鉄骨工事において,トルシア形高力ボルトを使用した接合部における本締め後の検査は,ピンテールが破断していること,共回り及び軸回りがないこと,ボルトの余長がネジ1山から6山までの範囲であること,ナットの回転量が平均回転角度±[④]以内であることを目視確認する。

5. 金属製折板葺きにおいて,棟の納まりは,棟包みを設け,タイトフレームに固定ボルト等で取り付ける。折板の[⑤]には,先端部に雨水を止めるために止面戸を設け,折板及び面戸に孔をあけないようポンチング等で固定する。

6. セメントモルタルによるタイル張りにおいて,密着張りとする場合,タイルの張付けは,張付けモルタル塗付け後,タイル用振動機(ビブラート)を用い,タイル表面に振動を与え,タイル周辺からモルタルがはみ出すまで振動機を移動させながら,目違いのないよう通りよく張り付ける。張付けモルタルは,二層に分けて塗り付けるものとし,一回の塗付け可能な面積は,一人が施工可能な面積として[⑥]m²以下を目安とする。

7. 花崗岩は御影石とも呼ばれ,結晶質で硬く,耐久性及び耐摩耗性に優れ,さまざまな表面仕上げ工法に対応が可能である。そのうち,[⑦]仕上げは,カウンタートップ等の化粧用に使用されることが多い。

8. 軽量鉄骨壁下地において,コンクリートの床,梁下及びスラブ下に固定するランナーは,両端部から50mm内側をそれぞれ固定し,中間部は[⑧]mm程度の間隔で固定する。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①縄張り
②超音波探傷
③100
④30°
⑤水上
⑥2.0
⑦本磨き
⑧900

解き方

  1. ① 建築物の位置を示すため,外周の柱心・壁心に沿って地面に縄やビニル紐を張ることを縄張りという(標仕 2.2.1(2))。遣方は縄張りの後に隅などに設ける水杭・水貫で,高さと通り心の基準とするもの(標仕 2.2.3)。
  2. ② ガス圧接部の抜取検査は,超音波探傷試験(非破壊)又は引張試験(破壊)。特記がなければ超音波探傷試験(標仕 5.4.10)。
  3. ③ 梁下の支柱の取外しは,材齢による場合のほか,圧縮強度による場合は「設計基準強度(Fc)以上」であり,かつ,施工中の荷重及び外力について構造計算により安全が確認されるまで存置する(標仕 6.8.4,表6.8.3 支柱の最小存置期間)。100%。なお,スラブ下の支柱は Fc の85%以上又は12N/mm²以上(同表)。
  4. ④ トルシア形高力ボルトの締付け後の確認:ピンテールの破断,共回り・軸回りの有無,ナット回転量が平均回転角度±30°の範囲,ボルトの余長がねじ1山から6山まで(標仕 7.4.8(1)(ア))。
  5. ⑤ 折板の水上の先端部には,雨水が逆流して浸入しないよう止面戸を設ける。水下の先端部は軒先面戸・尾垂れで納め,水を排出する側なので止面戸は設けない(一般的な折板葺の納まり)。
  6. ⑥ 密着張りの張付けモルタルは2層に分けて塗り付け,1回の塗付け面積は,触れると手に付く状態のままタイル張りが完了できる面積とし,2m²/人以内(標仕 11.2.6の密着張り)。
  7. ⑦ 花崗岩の本磨きは光沢のある鏡面仕上げで,カウンタートップや内壁などの化粧用に用いられる。水磨きはつやの少ない平滑な仕上げ,粗磨きはさらに粗い仕上げ,ブラストは砂等を吹き付けた粗面仕上げで,床などの滑り止めに用いられることが多い(一般に)。
  8. ⑧ 軽量鉄骨壁下地のランナーは,端部を押さえ,間隔900mm程度に打込みピン等で床・梁下・スラブ下に固定する(標仕 14.5.4(1))。
引っかけ:③はスラブ下の支柱(Fcの85%以上又は12N/mm²以上)やせき板(圧縮強度5N/mm²以上。標仕 表6.8.2)と混同しない。梁下の支柱はFc以上(100%)。⑤は止面戸を設けるのは水上側。⑧は天井下地の野縁受け・つりボルトの間隔(900mm程度)と同じ値だが,スタッドの間隔(300mm・450mm程度)と混同しない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月24日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する