令和4年度 問題5(受検種別:建築)論点:受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)重要度 A未着手

受検種別:建築(墨出し・ガス圧接・打継ぎ・木造の軸組・アスファルト防水・タイル・天井下地・壁紙)

これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月13日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)の問題です。論点は「受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)」(重要度A・解答の形は四肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 8 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の1.から8.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を,下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1. 墨出し等に用いる鋼製巻尺は,工事着手前に[①]合わせを行い,同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して,1本は基準巻尺として保管しておく。[①]合わせの際には,それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて,相互の誤差を確認する。

2. 大梁鉄筋をガス圧接する際,鉄筋径程度の縮み代を見込んで加工しないと,[②]寸法の不足や,直交部材の配筋の乱れを招くことになる。

3. 鉄筋コンクリート造でコンクリートを打ち継ぐ場合,打継ぎ部の位置は,構造部材の耐力への影響が最も少ない位置に定めるものとし,梁,床スラブ及び屋根スラブの鉛直打継ぎ部は,一般にスパンの中央又は端から[③]付近に設け,柱及び梁の水平打継ぎ部は,床スラブ又は梁の下端,あるいは床スラブ,梁又は基礎梁の上端に設ける。

4. 木造の建築物にあっては,地震力等の水平荷重に対して,建築物に[④]を生じないように,筋かい等を入れた軸組を,梁間方向及び桁行方向にそれぞれにつり合いよく配置する。

5. アスファルト防水において,立上り部のルーフィング類を平場部と別に張り付ける場合,平場部のルーフィング類を張り付けた後,その上に重ね幅[⑤]mm程度をとって張り重ねる。

6. 外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で,裏あしのあるタイルを張り付ける場合の接着剤の塗付けは,くし目ごてを用いて下地面に平坦に塗り付け,次に接着剤の塗り厚を確保するために,壁面に対してくし目ごてを[⑥]度の角度を保ってくし目を付ける。タイルの裏あしとくし目の方向が平行になると,タイルと接着剤との接着率が少なくなることがあるため,裏あしに対して直交又は斜め方向にくし目を立てるようにする。

7. 日本産業規格(JIS)による建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において,天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は,吊りボルトの水平補強,斜め補強を行う。水平補強の補強材の間隔は,縦横方向に[⑦]m程度の間隔で配置する。

8. 壁紙張りにおいて,表面に付いた接着剤や手垢等を放置しておくと[⑧]の原因となるので,張り終わった部分ごとに直ちに拭き取る。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①テープ
②定着
③1/4
④ねじれ
⑤150
⑥60
⑦1.8
⑧しみ

解き方

  1. 1. 鋼製巻尺は工事着手前に相互の誤差を確認する「テープ合わせ」を行い,基準巻尺を保管する。検査に用いる基準巻尺はJIS B 7512(鋼製巻尺)の1級とする(標仕 1.5.5(4))。鉄骨製作工場の基準巻尺とも誤差を確認しておく(標仕 7.3.11)。
  2. 2. ガス圧接では,圧接箇所1か所につき鉄筋径程度の縮み代を見込んで切断・加工する(標仕 5.4.6(1))。縮み代を見込まないと,圧接後に鉄筋が短くなり,柱・梁への「定着」寸法が不足し,直交部材の配筋も乱れる。
  3. 3. 梁及びスラブの鉛直打継ぎ部は,せん断力の小さいスパンの中央又は端から「1/4」の付近に設ける(標仕 6.6.4(1))。
  4. 4. 木造の筋かい等を入れた軸組を梁間方向・桁行方向につり合いよく配置するのは,水平力で建物に「ねじれ」が生じないようにするためである(建築基準法施行令第46条第1項)。
  5. 5. 立上りと平場のアスファルトルーフィング類を別々に張り付ける場合,立上り部のルーフィング類は平場のルーフィング類に「150」mm以上張り掛ける(標仕 9.2.4(4)(イ)(f))。
  6. 6. 有機系接着剤による後張りでは,くし目ごてを用いて壁面に「60」°の角度を保ってくし目を立て,裏あし方向とくし目の方向が平行にならないようにする(標仕 11.3.5)。
  7. 7. 天井のふところが1.5m以上の場合,吊りボルトの水平補強は縦横方向に間隔「1.8」m程度,斜め補強は縦横方向に間隔3.6m程度で配置する(標仕 14.4.4(8))。
  8. 8. 壁紙の表面に付いた接着剤や手垢を放置すると「しみ」の原因となるので,一般に張り終わった部分ごとに直ちに清浄な湿布で拭き取る。
引っかけ:③は「1/4」(スパンの中央又は端から)。⑦の水平補強1.8mと斜め補強3.6mを取り違えない。⑤は立上りの張り掛け150mmで,平場どうしの重ね100mmとは別。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月13日(日)実施) 問題5(受検種別:建築)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する