受検種別:躯体(ヒービング・ガス圧接・打継ぎ・ベースモルタル)
これは2級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年11月10日(日)実施) 問題5(受検種別:躯体)の問題です。論点は「受検種別の問題(建築・躯体・仕上げ)」(重要度A・解答の形は四肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から4.の各記述において,下線部の語句又は数値が適当なものには○印を,不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。
(下線部は①「…」のように,記号を付けて示す。)
1. 土工事において,軟弱な粘土質地盤を掘削する場合に,根切り底面付近の地盤が山留壁の背面から回り込むような状態で膨れ上がる現象を①「液状化」という。
また,砂質地盤を掘削する場合に,根切り底面付近の砂質地盤に②「上向き」の浸透流が生じ,この水流によって砂が沸騰したような状態で根切り底を破壊する現象をボイリングという。
2. 鉄筋(SD345)のガス圧接継手において,同径の鉄筋を圧接する場合,圧接部のふくらみの直径は鉄筋径dの1.4倍以上とし,かつ,その長さを鉄筋径dの③「1.0」倍以上とする。
また,圧接面のずれは鉄筋径dの1/4以下,圧接部における鉄筋の中心軸の偏心量は鉄筋径dの④「1/4」以下,圧接部の折曲がりは2度以下,片ふくらみは鉄筋径dの1/5以下とする。
ただし,dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値とする。
3. 鉄筋コンクリート造でコンクリートを打ち継ぐ場合,打継ぎ部の位置は,構造部材の耐力への影響が最も少ない位置に定めるものとし,梁,床スラブ及び屋根スラブの鉛直打継ぎ部は,スパンの中央又は端から⑤「1/4」付近に設け,柱及び壁の水平打継ぎ部は,床スラブ及び梁の上端に設ける。
また,打継ぎ部の形状は,構造部材の耐力の低下が少なく,コンクリート打込み前の打継ぎ部の処理が円滑に行え,かつ,新たに打ち込むコンクリートの締固めが容易に行えるものとし,柱及び梁の打継ぎ面は主筋に⑥「平行」となるようにする。
4. 鉄骨工事における露出形式の柱脚ベースプレートの支持方法であるベースモルタルの後詰め中心塗り工法は,一般にベースプレートの面積が⑦「小さく」,全面をベースモルタルに密着させることが困難な場合や建入れの調整を容易にするために広く使われている。
また,ベースモルタルの厚さは⑧「100」mm以下,中心塗り部分の大きさは200~300mmの角形又は円形とし,建て方中に柱脚に作用する応力に見合うものとする。
解答欄
正解
| ①(液状化) | ヒービング(ヒーヴィング も正解) |
|---|---|
| ②(上向き) | ○ |
| ③(1.0) | 1.1 |
| ④(1/4) | 1/5(5分の1・1/5 も正解) |
| ⑤(1/4) | ○ |
| ⑥(平行) | 直角(垂直・直交 も正解) |
| ⑦(小さく) | 大きく(大きい・大きく(広く) も正解) |
| ⑧(100) | 50(50mm も正解) |
解き方
- 1. 軟弱な粘性土地盤で,山留め壁背面の土の重さで根切り底面が回り込むように膨れ上がる現象はヒービング。液状化は地震時に飽和した緩い砂地盤が液体状になる現象。砂質地盤で上向きの浸透流により砂が沸騰したように噴き上がる現象はボイリングで,②の上向きは適当。→ ①ヒービング,②○
- 2. ガス圧接部の品質:ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上,ふくらみの長さは1.1倍以上,圧接面のずれは1/4以下,鉄筋中心軸の偏心量は1/5以下,折れ曲りは2°以下,片ふくらみは1/5以下(標仕 5.4.4)。→ ③1.1,④1/5
- 3. 打継ぎの位置は,梁及びスラブではスパンの中央又は端から1/4の付近に設け,柱及び壁ではスラブ・壁梁・基礎の上端に設ける(標仕 6.6.4)。打継ぎ面は,せん断力に抵抗しやすく締固めもしやすいよう,柱・梁では主筋に直角にする。→ ⑤○,⑥直角
- 4. 後詰め中心塗り工法は,ベースプレート中央に硬練りモルタルを所定の高さに塗って柱を建て,建入れ調整後に周囲へ無収縮モルタルを充填する方法(標仕 表7.10.2のA種)。ベースプレートの面積が大きく,全面をモルタルに密着させにくい場合に用いる。ベースモルタルの厚さは一般に30mm以上50mm以下とする。→ ⑦大きく,⑧50
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年11月10日(日)実施) 問題5(受検種別:躯体)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する