令和3年度 問題1 設問1論点:配管の施工重要度 A未着手

アンカーボルト・配管の接合とねじ加工・ダクトの施工(○×)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の(1)〜(5)の記述について、適当な場合には○を、適当でない場合には×を記入しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

(1) アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルト頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。

(2) 硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合では、テーパ形状の受け口側のみに接着剤を塗布する。

(3) 鋼管のねじ加工の検査では、テーパねじリングゲージをパイプレンチで締め込み、ねじ径を確認する。

(4) ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は小さくなる。

(5) 遠心送風機の吐出し口の近くにダクトの曲がりを設ける場合、曲がり方向は送風機の回転方向と同じ方向とする。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

(1)○
(2)×
(3)×
(4)×
(5)○

解き方

  1. (1) は○。アンカーボルトは、機器を据え付けてナットを締め付けたあと、ボルト頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとするのが一般的な据付け要領である。短いとナットのねじ山が全部かからず強度が不足し、長すぎると引っ掛かりや腐食の原因になる。
  2. (2) は×。硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合(TS接合)では、受け口の内面と差し口(管)の外面の両方に接着剤を薄く均一に塗り(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.5.9(1)(ア))、すぐに差し込んで、抜け出さないようしばらく押さえて保持する。受け口側だけに塗ると、差し込んだときに接着剤が押し出されて接着不良になる。
  3. (3) は×。テーパねじリングゲージは手で締め込み、管端の位置がゲージの切欠きの範囲(許容範囲)に入っているかでねじ径の良否を確認する。パイプレンチで締め込むと、ねじ山やゲージを傷め、正しい判定ができない。
  4. (4) は×。風量が同じでダクトの断面を小さくすると風速が上がる。ダクトの摩擦損失は風速の2乗に比例して増えるので、送風機に必要な全圧が大きくなり、送風動力(風量×全圧に比例)は大きくなる。
  5. (5) は○。遠心送風機の吐出し口の直後は気流が偏っているので、曲がりを設けるときは送風機の回転方向に逆らわない方向(回転方向と同じ方向)に曲げ、圧力損失や騒音の増加を防ぐ。吐出し口から曲がりまでは、羽根径の1.5倍以上の直管部を設けることが望ましい。
引っかけ:(2) の「受け口側のみ」、(3) の「パイプレンチで締め込み」のように、手順の一部だけが違う文に注意する。(4) は断面を小さくすると風速が上がり、抵抗が増える。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する