令和6年度 問題5 設問2論点:給水・給湯設備重要度 B未着手

FRP製パネルタンクの特徴と、据付け後に重要な技術的事項

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題5 設問2の問題です。論点は「給水・給湯設備」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。

FRP製パネルタンクの特徴を解答欄の(1)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。

【問題5】鉄筋コンクリート造5階建ての事務所ビルの1階受水タンク室に飲料用受水タンク(FRP製パネルタンク)を設置し、給水管に一般配管用ステンレス鋼鋼管を使用する場合、次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。

ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。

また、そのタンクに関して据付け後に特に重要と考え実施する技術的事項を解答欄の(2)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。

ただし、設問1に関する事項は除く。

解答欄

0 / 80 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) FRP製パネルタンクの特徴 模範解答

FRP製のパネルを現場でボルト組立てするので、搬入や容量の選定が容易である。軽量でさびず耐食性に優れるが、光を通すと藻が発生するため遮光性が必要である。

76 字
別解

軽量で耐食性・断熱性がよく、結露しにくい。パネルを現場で組み立てるので狭い搬入口でも設置できるが、紫外線で劣化しやすく、耐震のため補強材と固定が必要である。

規格寸法のパネルの組合せで容量や形状を選べ、内部に補強材を設けて水圧に耐える。鋼板製より安価で軽いが、強度・耐熱性が劣り、衝撃や火気に弱い。

(2) 据付け後に特に重要と考え実施する技術的事項 模範解答

満水試験としてタンクに水を張り、24時間以上放置して、パネルの継目やボルト部、配管接続部から漏水がないこと、タンクに変形がないことを確認する。

71 字
別解

使用開始前にタンク内を清掃し、有効塩素濃度50〜100mg/L程度の水を満たして消毒した後に排水・水洗いし、水質検査で飲料水の基準に適合することを確認する。

定水位弁やボールタップ、電極棒の水位設定を調整し、満水・減水警報が設定水位で発報すること、オーバーフローしないことを確認する。

耐震固定のボルトの締付け状態と、タンクの水平・据付け架台との密着を確認し、満水時の荷重で架台やパネルに変形がないことを点検する。

要点(書けていたものにチェック)(1) FRP製パネルタンクの特徴(2) 据付け後に特に重要と考え実施する技術的事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. (1) FRP製パネルタンクは、ガラス繊維で強化した不飽和ポリエステル樹脂の成形パネルを、現場でボルトとパッキンで組み立てる。パネル単位で搬入できるので搬入口が狭くても設置でき、パネルの組合せで容量・形状を選べる。軽量で、さびず、断熱性もあり結露しにくい。一方、光を通すと内部で藻類が繁殖するので遮光性のあるパネルを使い、紫外線による劣化や衝撃に注意する。地震時のスロッシングに備えて内部補強と耐震固定が要る。
  2. (2) 据付け後には満水試験を行い、継目・ボルト部・接続口からの漏水と変形を確認する(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編2.2.8(2) は、FRP製パネルタンクは据付け後に満水試験を行い漏洩が無いことを確認するとしている)。使用前にはタンク内を清掃し、塩素剤で消毒してから水洗いし、水質が水道法の水質基準に適合することを確かめる。水位制御(定水位弁・電極棒)と満水・減水警報の調整も据付け後の重要な作業である。
引っかけ:設問1(配置・配管・接合・支持)に関する事項は除かれ、工程管理・安全管理に関する事項も除かれている。(1) は鋼板製・ステンレス製タンクとの違い(軽量・耐食・遮光性)を意識して書く。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題5 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する