施工経験記述(工程管理・材料・機器の現場受入検査)
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事名〔例:◎◎ビル□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、工事内容、主要機器の能力・台数等〕
(4) 現場での施工管理上のあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「工程管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事の「材料・機器の現場受入検査」において、あなたが特に重要と考えて実施した検査内容を解答欄に簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○市△△庁舎空調設備改修工事
15 字○○病院新築工事のうち給排水衛生設備工事
△△ビル新築工事に伴う空気調和設備工事
○○県△△市□□町
9 字○○県△△郡□□町
○○都△△区
空調設備改修。空冷ヒートポンプマルチ形パッケージ形空気調和機 室外機45kW×8台、室内機(天井カセット形)×52台、全熱交換器350m³/h×16台、冷媒配管一式、既存吸収冷温水機の撤去
94 字(別の例)給排水衛生設備工事。受水タンク(FRP製)40m³×1基、加圧給水ポンプユニット3.7kW×2台、給湯用電気温水器×12台、給水・排水・通気管一式、衛生器具一式
(別の例)空気調和設備工事。空冷ヒートポンプチリングユニット冷却能力150kW×2台、ユニット形空気調和機18,000m³/h×3台、冷温水ポンプ5.5kW×2台、冷温水配管・ダクト一式
現場代理人(施工管理全般を担当)
16 字主任技術者(工程・品質・安全の管理を担当)
工事主任として施工管理を担当
執務中の庁舎で室外機8台・室内機52台を更新するため、作業日が閉庁日に限られる中で、令和元年6月の冷房開始までに全系統の改修を完了させることを特に重要と考えた。
80 字(別の例:給排水衛生設備工事)建築工事の遅れで給水・排水管の施工期間が3か月から2か月に短縮されたため、受電前の通水試験までに全階の配管と水圧試験を終えることを特に重要と考えた。
(別の例:空気調和設備工事)屋上へのチリングユニット2台の揚重が他職種のクレーン作業と重なるため、揚重日を確保し、機器搬入の遅れで後続の配管と試運転が遅れないことを特に重要と考えた。
工事を系統ごとに4工区に分け、土曜日に既存機の撤去、日曜日に新設機の据付けと冷媒配管を行う週単位の工程を組み、作業員を増員して工区ごとに出来高を確認した。室外機は承諾図を早期に提出して発注し、納期を毎週確認した。
106 字(前の欄の別例の続き)各階の配管をプレハブ加工場で切断・ねじ加工してから搬入し、現場では取付けだけとした。2班で上下階を並行して施工し、水圧試験を階ごとに区切って行い、週ごとに工程表で進捗を確認した。
(前の欄の別例の続き)総合工程表をもとに建築・電気と調整して揚重日を2か月前に確定し、メーカーと工場検査・出荷日を週ごとに確認した。雨天の予備日を設け、配管は機器の搬入前に基礎の近くまで先行して施工した。
室外機と室内機は、銘板の型番・能力・電源仕様を承諾図と照合して台数を確認し、外装に損傷がないことを確かめた。冷媒用銅管は、表示で外径と肉厚を確認し、管端が封止されて内部に水分やごみがないことを確認した。
101 字(別の例)水道用硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管は、管の表示と納品書で種類と呼び径を照合し、ライニングのはく離や管端の損傷がないことを確認した。受水タンクは承諾図と照合して有効容量と外形寸法を確認した。
(別の例)空冷ヒートポンプチリングユニットは、銘板で冷却能力・電源・冷媒の種類を承諾図と照合し、輸送中の損傷がないことを確認した。冷温水ポンプは、銘板で流量・揚程・電動機出力を照合した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の契約上の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新築・改修)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる機器・材料と食い違わないようにする。
- 設問2は「現場の具体的な状況(建物の使用状況・工期の制約・他工事との関係)→工程管理上特に重要と考えた事項」を(1)に、「その事項に対してとった措置・対策(工区分け、作業の並行、増員、先行加工、発注・納期の管理、他職種との調整など)」を(2)に書く。工程を守るための手段を、日数・台数・班数などの数値を入れて書く。
- 設問3は、搬入された材料・機器を設計図書・承諾図と照合して確認したこと(型番・能力・規格・寸法・数量)と、搬入時の損傷・異物の有無などの確認を書く。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
同じ論点の過去問
令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する