平成29年度 問題6論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(安全管理・材料・機器の現場受入検査)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。

(1) 工事名

(2) 工事場所

(3) 設備工事概要

(4) 現場での施工管理上のあなたの立場又は役割

〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項をあげ、それについてとった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。

〔設問3〕上記工事の「材料・機器の現場受入検査」において、あなたが特に重要と考えて実施した検査内容を簡潔に記述しなさい。

解答欄

0 / 40 字
0 / 30 字
0 / 120 字
0 / 30 字
0 / 100 字
0 / 150 字
0 / 150 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

設問1 (1) 工事名の記述例

○○市立△△小学校校舎空調設備新設工事

19 字
別解

△△ビル新築工事のうち給排水衛生設備工事

○○病院改修工事に伴う空気調和設備工事

設問1 (2) 工事場所の記述例

○○県△△市□□町

9 字
別解

○○県△△郡□□町

○○府△△市

設問1 (3) 設備工事概要の記述例

空調設備新設。空冷ヒートポンプマルチ形パッケージ形空気調和機 室外機56kW×6台、室内機(天井カセット形)×36台、全熱交換器500m³/h×18台、冷媒配管・ドレン配管一式

88 字
別解

(別の例)給排水衛生設備工事。受水タンク(FRP製パネル)30m³×1基、加圧給水ポンプユニット5.5kW×2台、ガス給湯器×8台、給水・給湯・排水・通気管一式、衛生器具一式

(別の例)空気調和設備改修。吸収冷温水機 冷凍能力350kW×1台、開放式冷却塔×1台、空気調和機12,000m³/h×4台、冷温水ポンプ7.5kW×2台、冷温水配管・ダクト一式

設問1 (4) 現場での施工管理上のあなたの立場又は役割の記述例

現場代理人(施工管理全般を担当)

16 字
別解

主任技術者として施工管理を担当

工事主任(安全管理と品質管理を担当)

設問2 安全管理上、特に重要と考えた事項の記述例

夏休み中も校舎で部活動が行われる中、25t移動式クレーンで室外機6台を屋上へ揚重するため、つり荷の落下と旋回範囲への立入りによる第三者災害の防止を特に重要と考えた。

82 字
別解

(別の例:給排水衛生設備工事)天井高さ3.5mの天井内で給水・排水管を施工するため、脚立や可搬式作業台からの墜落・転落の防止を特に重要と考えた。

(別の例:空気調和設備改修)稼働中の病院の機械室で冷温水管の溶接と溶断を行うため、火花による火災の防止を特に重要と考えた。

設問2 それについてとった措置又は対策の記述例

揚重は休日に行い、旋回範囲をバリケードで区画して立入禁止の表示と誘導員2名を配置した。作業前に玉掛け者と合図を確認し、定格荷重以内の作業半径でつり、介錯ロープで荷振れを防いだ。地盤には敷鉄板を敷いた。

100 字
別解

(前の欄の別例の続き)脚立は天板に乗る作業を禁止し、高さ2m近くの作業には手すり付きの可搬式作業台を使った。作業台は開き止めと脚の固定を毎朝点検し、危険予知活動で昇降時の注意を周知した。

(前の欄の別例の続き)火気使用の届出と作業許可の手順を定め、作業範囲の可燃物を撤去して不燃シートで養生した。消火器を配置して監視人を付け、作業終了後1時間は残り火がないことを確認した。

設問3 材料・機器の現場受入検査において特に重要と考えて実施した検査内容の記述例

室外機と室内機は銘板で型番、冷房・暖房能力、電源を承諾図と照合して台数を数え、外装の傷やへこみを確認した。全熱交換器は風量と機外静圧を確認した。冷媒用銅管は表示で外径・肉厚と質別を確認し、管端の封止を確かめた。

105 字
別解

(別の例)加圧給水ポンプユニットは銘板で吐出量・全揚程・電動機出力を承諾図と照合し、工場試験成績書を確認した。排水用硬質ポリ塩化ビニル管は表示で種類と呼び径を確認し、管端の割れや変形がないか確かめた。

(別の例)吸収冷温水機は銘板の冷凍能力・燃料・電源を承諾図と照合し、輸送中の損傷と付属品の数を確認した。保温材はロックウール保温筒の表示で厚さを確認し、雨水でぬれていないことを確かめた。

要点(書けていたものにチェック)設問1 (1) 工事名設問1 (2) 工事場所設問1 (3) 設備工事概要設問1 (4) 現場での施工管理上のあなたの立場又は役割設問2 安全管理上、特に重要と考えた事項設問2 それについてとった措置又は対策設問3 材料・機器の現場受入検査において特に重要と考えて実施した検査内容
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 設問1は、実際に携わった管工事の契約上の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新設・改修)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる作業・機器と食い違わないようにする。
  2. 設問2は、事項と措置を分けて書くと分かりやすい。事項には「現場の具体的な状況(作業の内容・場所・周囲の状況)→防ぐべき災害(墜落・転落、飛来・落下、第三者災害、火災、酸素欠乏など)」を、措置には区画・立入禁止・誘導員の配置、合図の確認、作業床や手すりの設置、点検、火気の管理など、その災害を防ぐための具体的な方法を書く。
  3. 設問3は、搬入された材料・機器を設計図書・承諾図と照合して確認したこと(型番・能力・規格・寸法・数量)と、搬入時の損傷・変形・ぬれ・異物の有無などの確認を書く。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
引っかけ:設問2は「安全管理」で、工程や品質の対策を書かない。設問3は「材料・機器の現場受入検査」で、据付け後の試験(水圧試験・試運転)を書かない。工事概要の機器と設問の記述を一致させる。

同じ論点の過去問

平成29年度の前後の問題

1級管工事施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する