令和3年度 問1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(舗装工事)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について下記の問に答えなさい。

(1) 舗装工事名を解答欄に記入しなさい。(例:県道○○線○○舗装工事)

(2) 工事内容(工事の発注者、工期、主な工種、施工量)を解答欄に記入しなさい。

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を解答欄に記入しなさい。

(4) その舗装工事の施工に当たって、①留意した施工管理上の課題を78字以内、②現場で実施した対策を218字以内で解答欄へそれぞれ簡潔に記述しなさい。

解答欄

0 / 35 字
0 / 15 字
0 / 20 字
0 / 15 字
0 / 20 字
0 / 35 字
0 / 78 字
0 / 218 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

工事名の記述例

市道○○線舗装補修工事

11 字
別解

県道○○線舗装修繕工事(その2)

国道○○号△△地区舗装補修工事

市道○○線道路改良工事(舗装工)

発注者の記述例

○○市建設部道路課

9 字
別解

○○県△△土木事務所

国土交通省○○国道事務所

株式会社○○建設(元請会社)

工期( 年 月〜 年 月)の記述例

令和2年10月~令和3年2月

14 字
別解

令和2年6月~令和2年11月

令和元年11月~令和2年3月

主な工種の記述例

切削オーバーレイ工、打換え工

14 字
別解

路盤工、基層工、表層工

切削工、排水性舗装工、区画線工

施工量の記述例

切削OL3,600m²、打換え450m²

20 字
別解

舗装面積4,050m²

路盤・表層2,700m²

排水性舗装4,200m²

施工管理上の立場の記述例

工事主任(施工管理担当)

12 字
別解

現場代理人

主任技術者

現場監督

発注者側の監督員

①課題の記述例

打換え450m²の表層・基層を1月の寒冷期に施工し、合材工場からの運搬に約40分かかるため、混合物の温度低下を防ぎ、所定の締固め度を確保すること。

73 字
別解

切削オーバーレイ3,600m²は夜間施工で毎朝6時に交通開放する条件であったが、降雨で着手が5日遅れたため、開放時刻を守りながら工期内に完了させること。

交通量の多い市道で片側交互通行規制を行いながら夜間に舗設するため、一般車両の作業帯への進入と、後退するダンプトラックやローラと作業員の接触を防止すること。

②対策の記述例

①合材工場と協議し、出荷温度を通常より10℃程度高くして、ダンプトラックの荷台を保温シートで二重に覆って運搬した。②現場到着時に全車の混合物温度を測定・記録し、所定の温度を下回るものは使用しないこととした。③1回の施工延長を30m程度に短くし、フィニッシャの直後にローラを配置して、初転圧を110~140℃、二次転圧を70~90℃で終えるよう放射温度計で確認した。④転圧回数は試験施工で定めた回数とし、締固め度をコアで確認した。

214 字
別解

①1夜の施工量を450m²から600m²に増やすため、切削機を切削幅2.0mの大型機に替え、切削班と舗設班を分けて、切削の直後に清掃・タックコート散布・舗設を続けて行う流れ作業とした。②混合物の出荷量と出荷時刻を前日に合材工場と調整し、ダンプトラックを2台増やしてフィニッシャの待ち時間をなくした。③舗設は4時30分までに終え、散水して舗装表面温度が50℃以下になったことを確認して交通開放した。④毎週、出来高を工程表と照合した。

①規制区間の手前200mから予告看板を設け、LED矢印板と回転灯で夜間の視認性を高めた。②規制の両端に交通誘導警備員を配置し、無線で連絡を取り合って片側交互通行を誘導した。③作業帯はセーフティコーンとコーンバーで区画し、一般車線との離隔を1.0m以上確保した。④ダンプトラックの後退時は専任の誘導員の合図に従わせ、ローラにはバックモニタと接近警報装置を付けた。⑤作業員に反射ベストを着用させ、毎日作業前にKY活動を行った。

要点(書けていたものにチェック)工事名発注者工期( 年 月〜 年 月)主な工種施工量施工管理上の立場①課題②対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. (1)~(3)は実際に携わった舗装工事について、工事名・発注者・工期・主な工種・施工量・立場を書く。(4)で取り上げる工種と数量(ここでは打換え450m²、切削オーバーレイ3,600m²)を工事内容に入れ、記述と一致させる。施工量の欄は15字程度しかないので、「OL3,600・打換450m²」のように略して書くか、合計の舗装面積(4,050m²)を書く。
  2. (4)は「①課題(78字)」→「②対策(218字)」が1対1で対応するように書く。課題には現場の条件(時期・気温・交通条件・工期など)と、何を確保・防止するかを入れる。対策は①②③…と番号を付けて、方法と数値を具体的に並べると字数内でまとまる。
  3. 品質管理の例(模範解答)は舗装施工便覧の寒冷期施工と締固め温度(初転圧110~140℃、二次転圧70~90℃)を使っている。工程管理の例は交通開放温度(舗装表面温度おおむね50℃以下)、安全管理の例は道路工事の保安施設・交通誘導警備員・重機後退時の誘導を具体的に書いている。
  4. この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。模範解答は品質管理、別解は同じ工事での工程管理・安全管理の例で、課題と対策の別解は同じ順番に並べてある。
引っかけ:課題78字・対策218字を1字でも超えると減点される。課題と対策の管理項目がずれる(課題は品質なのに対策が工程の話)、対策が「注意した」「徹底した」だけで具体的な方法・数値が無い、が典型的な失点である。工事名は舗装工事であること(舗装以外の工種だけの工事は不可)。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する