施工経験記述(舗装工事)
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について下記の問に答えなさい。
(1) 舗装工事名を解答欄に記入しなさい。(例:県道○○線○○舗装工事)
(2) 工事内容(工事の発注者、工期、主な工種、施工量)を解答欄に記入しなさい。
(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を解答欄に記入しなさい。
(4) その舗装工事の施工に当たって、①留意した施工管理上の課題を78字以内、②現場で実施した対策を218字以内で解答欄へそれぞれ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
市道○○線舗装補修工事
11 字県道○○線舗装修繕工事
町道○○線舗装打換え工事
○○県△△市
6 字○○県△△土木事務所
○○県□□町
令和4年12月〜令和5年3月
14 字令和4年6月〜令和4年10月
令和4年8月〜令和4年11月
切削オーバーレイ工
9 字切削工、表層工
舗装打換え工
表層 A=3,600m²
12 字切削・表層 6,000m²
打換え 1,800m²
現場代理人
5 字工事主任
主任技術者
施工時期が12月から2月で、外気温が3℃前後まで下がるため、混合物の温度低下による締固め不足を防ぎ、所要の締固め度を確保することが品質管理上の課題であった。
78 字交通量が多く、交通規制が夜間21時から翌6時に限られたため、切削から表層の舗設までを毎晩終えて交通開放し、工期内に完成させることが工程管理上の課題であった。
片側交互通行の規制区間内で、バックホウやダンプトラックが一般車両及び作業員と近接して作業するため、重機との接触事故を防ぐことが安全管理上の課題であった。
①運搬車の荷台を保温シートで二重に覆い、現場到着時に全車の混合物温度を測定して記録した。②フィニッシャのスクリードを舗設前に十分加熱し、1回の舗設延長を約40mに短くして、敷均し温度110℃以上を確保した。③初転圧を110〜140℃、二次転圧を70〜90℃で終えるよう、ローラをフィニッシャの直後に配置し、温度計で確認しながら転圧した。④舗設後に切取りコアを採取し、締固め度が規格値を満足していることを確認した。
206 字①切削機とフィニッシャの能力と規制時間から、1晩の施工量を約800m²と定めて日割りの工程表を作成した。②切削機を2台配置し、切削に続けて路面清掃とタックコート散布を並行して行った。③合材工場と夜間の出荷時刻を事前に調整し、運搬車の待ち時間をなくした。④交通開放時の舗装表面温度を50℃以下とするため、転圧後に散水して冷却時間を短縮した。⑤雨天予報の日は予備日に振り替え、週ごとに進捗を確認して工程を調整した。
①規制区間の両端に交通誘導警備員を配置し、無線で連絡を取り合って片側交互通行を誘導した。②作業帯と通行帯の境にセーフティコーンとコーンバーを連続して設置し、工事区間の手前に予告看板と矢印板を設けた。③バックホウの旋回範囲をカラーコーンで囲って立入禁止とし、ダンプトラックの後退時は専任の誘導員の合図で行った。④毎朝の危険予知活動で当日の重機の配置と作業手順を全員に周知し、作業中は職長が巡回して確認した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- (1)〜(3) は契約書どおりに書き、(4) の課題・対策と工種・数量・時期が矛盾しないようにする。発注者・工事名は実在のものを伏せ字にした架空の例である。
- 課題は「現場の条件 → 何を確保(防止)するか → ○○管理上の課題」の順に 78 字以内でまとめる。管理項目(品質管理・工程管理・安全管理・出来形管理)を 1 つに絞ると、対策と対応させやすい。
- 対策は課題に対応する実施事項を①②…と箇条で 218 字以内にまとめ、数値(温度管理の値、施工量、配置人数、距離など)を入れる。品質管理なら舗装施工便覧の温度(初転圧 110〜140℃、二次転圧 70〜90℃)、工程管理なら日当たり施工量と機械編成、安全管理なら交通誘導警備員・保安施設・立入禁止の措置が書きやすい。
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令和5年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する