舗装工事の品質管理(締固め度・粒度・曲げ強度)
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和8年度(2026年6月28日(日)実施) 問47の問題です。論点は「品質管理・出来形管理・検査」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
舗装工事の品質管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 瀝青安定処理を用いる上層路盤の締固め度について、基準密度の93%以上で管理した。
解き方
- 土木工事施工管理基準(品質管理基準及び規格値)では、上層路盤(粒度調整)とセメント安定処理路盤の締固め度は最大乾燥密度(基準密度)の93%以上、上層路盤の粒度は2.36mmふるい±15%以内であり、(1)(3) は基準どおりである。
- コンクリート版の曲げ強度は、1回の試験結果が指定した強度の85%以上、かつ3回の試験結果の平均値が指定した強度以上となるように管理するので、(4) も基準どおりである。
- 同基準では、アスファルト安定処理路盤の品質管理は「アスファルト舗装に準じる」とされ、アスファルト舗装の締固め度は基準密度の94%以上である。出題の意図は路盤(93%)とアスファルト系(94%)の区別とみられ、93%とした (2) を不適当とする。
- ただし、同じ基準のプラント再生舗装工では再生加熱アスファルト安定処理(再アス処理)の締固め度を基準密度の93%以上としており、令和元年度の問47でも瀝青安定処理の上層路盤を基準密度の93%以上で管理する記述が適当な肢として出題されている。本試験の正答は公表されておらず、(2) を正答とするのは当サイトの判断である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。セメント安定処理の上層路盤の締固め度は、最大乾燥密度(基準密度)の93%以上で管理する。
- (2)不適当(当サイトの判断)。アスファルト安定処理路盤はアスファルト舗装に準じて管理し、締固め度は基準密度の94%以上とされる。ただし、再生加熱アスファルト安定処理を93%以上とする規定もある。
- (3)適当。粒度調整砕石の上層路盤は、2.36mmふるい通過量を±15%以内で管理する。
- (4)適当。1回の試験結果が設計基準強度の85%以上、かつ3回の平均が設計基準強度以上となるように管理する。
引っかけ:締固め度の管理値は、路盤(粒状・セメント・石灰安定処理)93%、加熱アスファルト混合物94%、転圧コンクリート版95.5%が目安。瀝青安定処理は「アスファルト舗装に準じる(94%)」扱いと「再アス処理93%」の扱いがあり、出題によって扱いが分かれうる。
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論点ページ:品質管理・出来形管理・検査の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和8年度(2026年6月28日(日)実施) 問47。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する