施工計画の作成(各計画の内容)
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年10月22日(日)実施) No.47の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
施工計画作成に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 仮設備計画は,仮設備の設計や配置計画,安全衛生計画を立てることが主な内容である。
解き方
- 施工計画の内容は,①事前調査(契約条件・設計図書の検討,現地調査),②施工技術計画(作業計画・工程計画),③仮設備計画,④調達計画(労務計画・資材計画・機械計画),⑤管理計画(品質管理計画・環境保全計画・安全衛生計画など)に分けて整理する。
- 仮設備計画は,工事用道路・足場・土留め・仮締切りなどの直接仮設と,現場事務所・宿舎・倉庫などの間接仮設について,使用目的や期間に応じて構造計算を行って設計し,配置と設置・維持管理・撤去までを計画するものである。
- 安全衛生計画(安全衛生管理の体制や災害防止の対策など)は,仮設備計画ではなく管理計画の一つとして立てる。よって,仮設備計画の主な内容に安全衛生計画を含めた(4)が適当でない。
- (1)の環境保全計画と(3)の品質管理計画は管理計画の内容として,(2)の調達計画は労務・資材・機械の計画として,いずれも記述のとおりで適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。環境保全計画は管理計画の一つで,騒音・振動などの公害,工事車両による交通問題,近隣環境への影響に対する対策を立てる。
- (2)適当。調達計画は,労務計画・資材計画・機械計画を立てることが主な内容である。
- (3)適当。品質管理計画は,設計図書で要求される品質を満たすよう,規格値内に収める管理の方法を計画する。
- (4)適当でない。仮設備計画は仮設備の設計や配置計画(設置・維持管理・撤去を含む)が主な内容で,安全衛生計画は管理計画として立てる。
引っかけ:仮設備は労働安全衛生規則などの関係法令に合致した安全なものにする必要があるため,安全衛生計画も仮設備計画に含まれると思いやすい。仮設備そのものの安全性は仮設備計画で確保するが,現場全体の安全衛生管理を計画する安全衛生計画は,品質管理計画・環境保全計画とともに管理計画に属する。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.52施工計画作成の留意事項
令和8年度 後期 No.60施工体制台帳・施工体系図
令和8年度 前期 No.52建設工事の施工計画の作成
令和8年度 前期 No.59建設機械の作業効率
令和8年度 前期 No.60施工体制台帳・施工体系図
論点ページ:施工計画の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年10月22日(日)実施) No.47。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する