プレキャスト部材の接合
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.35の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
プレキャストコンクリート構造物の施工におけるプレキャスト部材の接合に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,適当なもののみを全てあげている組合せは次のうちどれか。
①部材の接合にあたっては,接合面の密着性を確保するとともに,接合部の断面やダクトを正確に一致させておく必要がある。
②ダクトの接合部に塗布する接着剤は,十分な量をダクト内に流入させる。
③接着剤の取扱いについては,製品安全シート(SDS)に従った安全対策を講じる。
④モルタルやコンクリートを接合材料として用いる場合は,これらを打ち込む前に,接合面のコンクリートを乾燥状態にしておく必要がある。
解答欄
正解
正解:(2) ①③
解き方
- プレキャスト部材の接合では、接合面の密着性を確保し、接合部の断面やダクトを正確に一致させる(①)。接着剤はSDS(安全データシート)に従って安全対策を講じて取り扱う(③)(コンクリート標準示方書[施工編])。
- 接着剤がダクト内に流入するとPC鋼材の挿入やグラウトの充填を妨げるので、流入させないようにする(②は誤り)。モルタルやコンクリートを打ち込む前は、接合面のコンクリートが水分を吸わないよう湿潤状態にしておく(④は誤り)。よって①③の(2)となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。②は接着剤をダクト内に流入させないようにするのが正しい。
- (2)適当。①③が適当で、②④は適当でない。
- (3)適当でない。②は流入させない、④は湿潤状態にするのが正しい。
- (4)適当でない。④は乾燥状態ではなく湿潤状態にしておく。
引っかけ:打継ぎと同じく、既設コンクリートの接合面は吸水を防ぐため湿潤状態にする。
現行法令との関係:SDSの名称は2012年のJIS Z 7253制定以降「安全データシート」であり、問題文の「製品安全シート」は旧称(製品安全データシート、MSDS)に由来する表現である。この問題の答えは変わらない。
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→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.35。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する