明り掘削の作業の遵守事項
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題B No.12の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
土工工事における明り掘削の作業にあたり事業者が遵守しなければならない事項に関する次の記述のうち,労働安全衛生法令上,正しいものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 掘削機械,積込機械等の使用によるガス導管,地中電線路等の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,これらの機械を使用してはならない。
解き方
- 労働安全衛生規則 第363条は、明り掘削で掘削機械・積込機械・運搬機械の使用によりガス導管、地中電線路等の地下工作物を損壊し、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、これらの機械を使用してはならないと定めている。
- (1)は第364条で関係労働者に周知させる、(3)は第361条で立入りを禁止する等の措置を講じる、(4)は第359条・第360条で地山の掘削作業主任者に行わせるのが正しく、(2)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。運行の経路等は定めて関係労働者に周知させる(第364条)。
- (2)正しい。地下工作物の損壊で危険を及ぼすおそれがあるときは機械を使用しない(第363条)。
- (3)誤り。「立入り措置」ではなく、立入りを禁止する等の措置を講じる(第361条)。
- (4)誤り。高さ2m以上の地山の掘削は、地山の掘削作業主任者に行わせる(第359条・第360条)。
引っかけ:(4)は土止め支保工作業主任者と地山の掘削作業主任者のすり替え、(3)は「禁止」が抜けている。
現行法令との関係:安衛則 第361条は、2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で「労働者」が「当該作業場において作業に従事する者」に、2026年4月1日施行の改正(令和7年法律第33号の施行に伴う省令改正)で「作業従事者」に改められ、一人親方等も立入禁止の対象になった。第363条・第364条は変わらず、この問題の答えは変わらない。
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→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題B No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する