日商簿記3級の試験情報

日商簿記3級は、日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する簿記検定の3級で、試験科目は商業簿記です。試験時間は60分、出題は3題以内で、70%以上(合計100点で70点以上)が合格です。受験の方法は、受験日を会場が決めるネット試験(随時)と、年3回の統一試験(ペーパー)などがあります。

試験の概要

項目内容
主催日本商工会議所・各地商工会議所
試験科目商業簿記
出題3題以内
試験時間60分
合格基準70%以上(合計100点で70点以上)
受験料3,300円(税込)。ネット試験・統一試験・団体試験とも同じ
受験の方法ネット試験(随時)、統一試験(ペーパー・年3回)、団体試験(ペーパー)。出題範囲・問題の難易度・合格基準はどの方法でも同じ

出題は、毎年度4月1日現在に施行されている法令等にもとづきます。

ネット試験と統一試験の違い

どちらで受けても出題範囲・問題の難易度・合格基準は同じで、合格すれば同じ資格になります。違うのは受験日・答え方・合否の分かり方です。

ネット試験統一試験
受験日各ネット試験会場が設定する日(随時)。統一試験の前後と年度はじめに休止期間がある年3回(日付は全国共通)
問題受験者ごとに違う問題が出題範囲からランダムに出る(同じ日・同じ会場・隣の席でも違う)試験の実施・採点は全国統一
答え方パソコンで入力。仕訳問題は勘定科目をプルダウンで選ぶ。金額や勘定科目名を入力する問題もある冊子(問題用紙・答案用紙・計算用紙が一体)に記入
合否試験の終了後すぐ。大問ごとの点数が載ったスコアレポート(紙)が配られ、合格者はその二次元コードからデジタル合格証を取得する後日。合格発表の期日や方法は商工会議所によって異なる
計算用紙会場がA4の紙2枚とボールペンを配る(持ち込みのノート等は不可。試験後に回収)冊子の計算用紙を使い、試験後に回収。筆記用具はHBかBの黒鉛筆・シャープペン・消しゴム
電卓電卓を持参(四則演算だけのもの)。パソコンの計算機能・そろばんは使えない電卓(四則演算だけのもの)かそろばん
手数料事務手数料はインターネット申込方式は550円(税込)。会場問い合わせ方式は会場によって異なる(0円〜)商工会議所によって異なる

電卓は、印刷・メロディー(音が出る)・プログラム(関数電卓など)・辞書の機能があるものは持ち込めません。携帯電話・スマートフォン・タブレットの電卓機能も使えません。ネット試験の申込方法は、インターネット申込方式と会場問い合わせ方式の2つです(手順は申込手順、当日の持ち物と時間の使い方は試験当日の持ち物と注意点)。

2026年度の試験日程

統一試験

回試験日級
第173回2026年6月14日(日)1〜3級
第174回2026年11月15日(日)1〜3級
第175回2027年2月28日(日)2〜3級

申込の期間と場所は商工会議所によって異なります。第174回の申込受付は全国で終わっています。第175回は2027年1月中旬ごろから、各地の商工会議所で順次受け付けると案内されています(2026年10月21日付)。2027年度(第176回以降)の日程は、2026年10月29日の時点でまだ公表されていません。

ネット試験の休止期間(この期間は受験できない)

休止期間
2026年4月1日(水)〜4月13日(月)
2026年6月8日(月)〜6月17日(水)
2026年11月9日(月)〜11月18日(水)
2027年2月22日(月)〜3月3日(水)

配点

2027年4月1日以降に受ける3級の試験(ネット試験・統一試験・団体試験)は、配点が次のとおりになります(日本商工会議所 2026年9月25日公表)。2027年3月31日までの受験には従来の配点が適用されます。従来の各問の点数は日本商工会議所が公表していないため、下の表の「2027年3月まで」の欄は運営調べによる点数配分です。

大問2027年3月まで2027年4月から
第1問45点45点
第2問20点25点
第3問35点30点
合計100点100点

どちらも合計100点で、70点以上が合格です。2027年4月1日以降の配点は日本商工会議所が2026年9月25日に公表したものです。

2027年度からは出題区分表も改定されます。変わる論点と、受験日でどちらの範囲を勉強するかは2027年度の改定にまとめています。

合格率

統一試験

回・試験日実受験者合格者合格率
第173回 2026/6/1414,3594,85433.8%
第172回 2026/2/2217,1405,75733.6%
第171回 2025/11/1616,6485,74334.5%
第170回 2025/6/818,9358,02442.4%

人数の単位は人です。統一試験の合格率は、実受験者数に対する合格者数の割合です。申込者数は第173回が16,533人、第172回が19,876人です。

ネット試験

期間受験者合格者合格率
2026年4月〜6月64,18328,54644.5%
2025年4月〜2026年3月276,477112,79740.8%
2024年4月〜2025年3月254,43398,23538.6%
2023年4月〜2024年3月238,15588,26437.1%

人数の単位は人です。ネット試験は回ではなく期間ごとに公表されます。2025年4月〜2026年3月の受験者は、ネット試験が約276,000人、統一試験(第170〜172回の実受験者)が約53,000人です。合格率の読み方と70点の取り方は合格率と難易度にまとめています。

よくある質問

日商簿記3級の試験時間と合格点は?

試験時間は60分、出題は3題以内で、70%以上(合計100点で70点以上)が合格です。

日商簿記3級の受験料はいくらですか?

3,300円(税込)です。ネット試験をインターネット申込方式で申し込むと、別に事務手数料550円(税込)がかかります。会場問い合わせ方式・統一試験の手数料は会場や商工会議所によって異なります(2026年10月時点)。

ネット試験と統一試験は、どちらが受かりやすいですか?

出題範囲・問題の難易度・合格基準は同じと日本商工会議所が案内しています。本番の問題は回ごとには公開されていません(実際に出題された問題の一部は日本商工会議所のサンプル問題として公開。過去問は公開されている?)。公表されている合格率は、ネット試験が2025年度で40.8%、統一試験が第173回で33.8%ですが、受験者や時期が違うため単純には比べられません。

ネット試験はいつ受けられますか?

各ネット試験会場が設定する日に受けます(随時)。統一試験の前後と年度はじめに休止期間があり、その間は受験できません。2026年度の休止期間はこのページの表のとおりです。

ネット試験の結果はいつ分かりますか?

試験の終了後すぐに自動採点され、合否が分かります。大問ごとの点数が載ったスコアレポートが紙で配られ、合格者はその二次元コードからデジタル合格証を取得します(紙やカードの合格証は発行されません)。

2027年度から何が変わりますか?

2027年4月1日以降の試験から、配点が第1問45点・第2問25点・第3問30点になり(それまでは運営調べで第1問45点・第2問20点・第3問35点)、出題区分表も改定されます(手形の規定の削除、販売のつど売上原価勘定に振り替える方法・有形固定資産の除却と廃棄・定率法の2級からの移行など)。くわしくは2027年度の改定のページにあります。

出典:日本商工会議所 3級 試験科目(2026-10-29 確認)、ネット試験(2026-10-29 確認)、ネット試験Q&A(2026-10-29 確認)、2026年度 試験日程(2026-10-29 確認)、試験方式(2026-10-29 確認)、2027年度以降の3級の配点(2026-10-29 確認)、受験者データ(2026-10-29 確認)

当サイトは日本商工会議所・各地の商工会議所とは関係ありません。問題はすべて当サイトのオリジナルです。このページの最終更新 。