令和3年度 問題1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(工程管理又は品質管理上の課題と処置・対策)

これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年12月5日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した主な造園工事のうち、工事の施工管理において「工程管理」又は「品質管理」上の課題があった工事を1つ選び、その工事に関する以下の設問(1)〜(5)について答えなさい。(造園工事以外の記述は採点の対象となりません。)

〔注意〕記述した工事が、あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。

(1) 工事名を具体的に記述しなさい。

(2) 工事内容など

(1)の工事に関し、以下の①〜⑤について具体的に記述しなさい。

① 施工場所

② (ア) この工事の契約上の発注者名又は注文者名

(イ) この工事におけるあなたの所属する会社などの契約上の立場を、解答欄の〔 〕内の該当するものに○を付けなさい。「その他」に○を付けた場合は( )に契約上の立場を記述しなさい。

③ 工期

④ 工事金額又は請負代金額

⑤ 工事概要

(ア) 工事内容

(イ) 工事数量(例:工種、種別、細別、規格、数量など)

(ウ) 現場の状況及び周辺の状況(必要に応じ、関連工事の有無など当該工事の施工に影響などを与える事項、内容などを含む)

(3) 上記の工事現場における施工管理上のあなたの立場を記述しなさい。

(4) 上記工事の施工において、課題があった管理項目名(工程管理又は品質管理)及びその課題の内容(背景及び理由を含む)を具体的に記述しなさい。

(5) (4)の課題に対し、あなたが現場で実施した処置又は対策を具体的に記述しなさい。

解答欄

0 / 40 字
0 / 30 字
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0 / 250 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

(1) 工事名の記述例

○○市△△緑地造成工事

11 字
別解

(別の例1)○○川△△地区河川緑地整備工事

(別の例2)○○市立△△小学校校庭芝生化工事

(2)① 施工場所の記述例

○○県○○市△△町地内

11 字
別解

(別の例1)○○県△△郡□□町地内

(別の例2)○○県○○市□□町

(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名の記述例

○○市

3 字
別解

(別の例1)○○県

(別の例2)△△建設株式会社

(2)②(イ) あなたの所属する会社などの契約上の立場(元請・下請・その他)の記述例

元請

2 字
別解

(別の例1)元請

(別の例2)下請

(2)③ 工期の記述例

令和元年11月1日〜令和2年5月15日

19 字
別解

(別の例1)令和元年12月2日〜令和2年5月29日

(別の例2)令和元年7月16日〜令和元年9月30日

(2)④ 工事金額又は請負代金額の記述例

48,620,000円

11 字
別解

(別の例1)32,450,000円

(別の例2)9,350,000円

(2)⑤(ア) 工事内容の記述例

丘陵地の緑地造成に伴う盛土法面の張芝、平坦部の植栽基盤整備、高木・中低木の植栽及び園路舗装

45 字
別解

(別の例1)河川敷の未利用地を緑地にする盛土、植栽基盤整備、高木植栽、張芝、園路と四阿の設置

(別の例2)小学校の土の校庭を芝生にする耕起・土壌改良、暗渠排水及びロール芝の張芝

(2)⑤(イ) 工事数量の記述例

敷地造成工 盛土3,200m³、地被類植栽工 ノシバ べた張り(法面、目串止め)1,600m²、高木植栽工 ケヤキ H4.5m C0.18m W1.5m 24本・ヤマモモ H3.0m C0.15m W0.8m 12本、中低木植栽工 オオムラサキ H0.5m W0.5m 1,500本、園路舗装900m²

151 字
別解

(別の例1)敷地造成工 盛土4,500m³、植栽基盤工 表土盛土1,800m²、高木植栽工 コブシ H3.5m C0.18m W1.2m 18本・クヌギ H3.5m C0.15m W1.2m 20本、地被類植栽工 ノシバ べた張り3,200m²、園路広場整備工 土系舗装1,100m²、四阿1基

(別の例2)植栽基盤工 耕起・土壌改良(砂・バーク堆肥)4,000m²、暗渠排水 有孔管φ75 450m、地被類植栽工 ティフトン芝(ロール芝)べた張り4,000m²(目土あり)

(2)⑤(ウ) 現場の状況及び周辺の状況の記述例

丘陵地を切り盛りして造成した緑地で、盛土法面は高さ約4m、勾配1:2である。盛土材は場内の切土で出た細かい砂質土で、北側は住宅地に接している。

71 字
別解

(別の例1)一級河川の河川区域内で、河川管理者の許可条件により出水期(6月1日〜10月31日)は河川区域内で作業できない。上流側では護岸工事が並行して行われていた。

(別の例2)施工は児童が登校しない夏季休業中に限られ、9月から校庭を体育で使う。校庭の土は砂質で乾きやすく、周囲は住宅地である。

(3) 施工管理上のあなたの立場の記述例

現場代理人(施工管理全般を担当)

16 字
別解

(別の例1)主任技術者

(別の例2)主任技術者(下請負人)

(4) 課題があった管理項目名の記述例

品質管理

4 字
別解

(別の例1)工程管理

(別の例2)品質管理

(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)の記述例

法面の盛土材は細かい砂質土で、雨が降ると表面が流れやすかった。4月に張芝をする計画で、張った直後に強い雨を受けると、芝が目土や床土とともにずれ落ちたり、目地から床土が削られたりして活着しないおそれがあり、法面の張芝を確実に活着させることが課題となった。

126 字
別解

(別の例1)河川区域内の作業は5月31日までに終える許可条件であったが、盛土に使う他工事の発生土の搬入が遅れ、盛土の着手が14日遅れた。このままでは張芝と園路の完了が出水期にかかり、工期内に完成できないおそれがあったため、遅れを取り戻すことが課題となった。

(別の例2)張芝は7月下旬〜8月上旬の高温期に行う工程で、校庭の土は砂質で乾きやすかった。日射と照り返しでロール芝が乾燥・高温になり、活着不良や葉の変色が起こるおそれがあり、9月の使用開始までに芝を確実に活着させることが課題となった。

(5) 現場で実施した処置又は対策の記述例

①張芝の前に法面を所定の勾配に整形し、表面を軽くかき起こして芝と密着しやすくした。②法肩に仮設の排水溝を設け、上部の雨水が法面に流れ込まないようにした。③ノシバは法尻から法肩へ目地が縦に通らないように張り、1枚に2〜3本の目串を打って固定した。④張付け後は目土をかけて板で押さえ、細かい散水で床土を流さないように灌水した。この結果、5月の大雨でもずれはなく、全面が活着した。

187 字
別解

(別の例1)ネットワーク式工程表でクリティカルパスを見直し、盛土の作業班を1班から2班に増やして、上流側と下流側の2工区で同時に施工した。高木植栽は適期の3月中に終えるよう優先し、張芝は盛土が終わった工区から順に進めた。毎週、計画と実績を比べて遅れを確かめ、5月20日に河川区域内の作業を終えた。

(別の例2)芝は早朝に搬入し、その日に張り終える量だけを発注した。張付け後すぐに目土を均一にかけてローラーで転圧し、芝と床土を密着させた。散水は朝と夕方に行い、日中の高温時は避けて、床土の水分を毎日確かめた。2週間後に芝を引いて根が床土に張っていることを確かめ、8月下旬に全面が活着した。

要点(書けていたものにチェック)(1) 工事名(2)① 施工場所(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名(2)②(イ) あなたの所属する会社などの契約上の立場(元請・下請・その他)(2)③ 工期(2)④ 工事金額又は請負代金額(2)⑤(ア) 工事内容(2)⑤(イ) 工事数量(2)⑤(ウ) 現場の状況及び周辺の状況(3) 施工管理上のあなたの立場(4) 課題があった管理項目名(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)(5) 現場で実施した処置又は対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. (1)〜(3)は、実際に携わった造園工事の契約上の工事名・施工場所・発注者名(下請の場合は注文者名)・契約上の立場・工期・工事金額と、工事概要(工事内容・工事数量・現場の状況)、施工管理上の立場を書く。工事数量には工種・種別・細別・規格・数量を数値で入れ(高木は樹種とH・C・W・本数、張芝は張り方と面積)、(4)(5)で取り上げる工種が含まれるようにする。
  2. (4)は管理項目名を「工程管理」か「品質管理」のどちらか一方で書き、その課題の背景(現場の状況・時期・土質など)と理由(そのままだと何が起こるか)を具体的に書く。(5)は(4)の課題に対して現場で実施した処置・対策を、方法・数値・確認の結果まで書く。
  3. 品質管理の例(模範例)は、細かい砂質土の盛土法面に張芝をした工事で、公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 第2章2-3-6が定める傾斜地の張付け(切り芝を並べ、芝が動かないように目串を2〜3本/枚ずつ打ち込んで止める)に加え、床土の整形と法肩の排水で雨による芝のずれと床土の流出を防いでいる。工程管理の例(別の例1)は、河川区域内の作業期間の制約がある工事で、作業班の増強と工区の並行施工で遅れを取り戻した例。別の例2は、夏季の張芝の活着を課題にした品質管理の例である。
  4. 工事数量の高木の規格は公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)の寸法規格表にある組合せ(ケヤキH4.5m・C0.18m・W1.5m、ヤマモモH3.0m・C0.15m・W0.8m、コブシH3.5m・C0.18m・W1.2m、クヌギH3.5m・C0.15m・W1.2m、オオムラサキH0.5m・W0.5m)にしている。これらの記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
引っかけ:管理項目名は工程管理か品質管理の一方だけを書き、(4)の課題と(5)の処置を同じ管理項目でそろえる。工程管理の課題に品質の試験を、品質管理の課題に工期の短縮を書くと、問いに答えていないことになる。工事概要の数量・時期と(4)(5)の記述を食い違わせない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年12月5日(日)実施) 問題1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する