高木の寸法規格の判定(ケヤキ・ナツツバキ)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.28の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事の高木植栽に用いる樹木の寸法規格の判定として,「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に照らし,合格となるものを全て選びなさい。
次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は,供用中の地区公園内の一部を再整備する工事であり,工事数量表に基づいて施工するものである。
・本公園の位置は関東地方である。
・中低木植栽工(A)においては,耐陰性に優れている樹木を植栽する。
・ノシバの植栽を行う区域は平坦な地形である。
・移植工のカツラは,供用区域内から移植するものであり,前年に根回し済みである。
・工期は,12月10日から翌年の3月30日までとする。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ケヤキ | H(m) 5.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ナツツバキ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 5 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 中低木植栽工 | (A) | H(m) ※、C(m) ※、W(m) ※、株立数 ※ | 本 | 5 | |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 3,000 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | カツラ | H(m) 7.0、C(m) 0.60、W(m) 4.0、株立数 ― | 本 | 1 | 支柱取付け |
| 公園施設等撤去・移設工 | 公園施設撤去工 | 公園施設撤去 | 木製複合遊具 | 式 | 1 | |
| 公園施設等撤去・移設工 | 樹木伐採・抜根工 | 高木伐採 | 幹周0.6m以上0.9m未満 | 本 | 3 | 樹勢不良 |
解答欄
正解
正解:(1) 樹高が5.2mのケヤキで,幹周が0.23m,枝張が最大幅で1.8m,最小幅で1.4mのもの。 / (3) 3本立のナツツバキで,樹高がそれぞれ3.5m,3.1m,2.3m,幹周がそれぞれ0.10m,0.08m,0.05mのもの。
この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- 基準(案)の寸法値は最低値であり、樹高・幹周・枝張のすべてが規格値以上でなければならない。枝張は最長と最短の平均値、株立の幹周は各幹の周長の総和の70%で判定する。3本立以上の株立は、指定株立数について過半数が所要の樹高に達し、他は所要の樹高の70%以上に達していなければならない。
- ケヤキ(規格 H5.0m、C0.21m、W1.5m):(1)は枝張(1.8+1.4)÷2=1.6m≧1.5mで、樹高・幹周も規格以上なので合格。(2)は枝張(1.9+1.0)÷2=1.45m<1.5mで不合格。
- ナツツバキ(規格 H3.0m、C0.15m、3本立):(3)は3.5m・3.1mの2本(過半数)が3.0m以上、残り2.3mが3.0×0.7=2.1m以上で、幹周(0.10+0.08+0.05)×0.7=0.161m≧0.15mなので合格。(4)は3.0m以上が3.1mの1本だけで過半数に達しないので不合格(幹周(0.09+0.08+0.06+0.05)×0.7=0.196mは満たす)。よって合格となるものは(1)・(3)である。
選択肢ごとの解説
- (1)合格。樹高5.2m、幹周0.23m、枝張1.6mで、すべて規格以上である。
- (2)不合格。枝張は(1.9+1.0)÷2=1.45mで、規格の1.5mに満たない。
- (3)合格。2本が樹高3.0m以上、残りも2.1m以上で、幹周は0.161mと規格以上である。
- (4)不合格。樹高3.0m以上の幹が1本だけで、過半数が所要の樹高に達していない。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.28。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する