建設副産物の処理(撤去工)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.27の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事の公園施設撤去工によって生じる建設副産物に関する記述のうち,適当なものを全て選びなさい。
次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は,供用中の地区公園内の一部を再整備する工事であり,工事数量表に基づいて施工するものである。
・本公園の位置は関東地方である。
・中低木植栽工(A)においては,耐陰性に優れている樹木を植栽する。
・ノシバの植栽を行う区域は平坦な地形である。
・移植工のカツラは,供用区域内から移植するものであり,前年に根回し済みである。
・工期は,12月10日から翌年の3月30日までとする。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ケヤキ | H(m) 5.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ナツツバキ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 5 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 中低木植栽工 | (A) | H(m) ※、C(m) ※、W(m) ※、株立数 ※ | 本 | 5 | |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 3,000 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | カツラ | H(m) 7.0、C(m) 0.60、W(m) 4.0、株立数 ― | 本 | 1 | 支柱取付け |
| 公園施設等撤去・移設工 | 公園施設撤去工 | 公園施設撤去 | 木製複合遊具 | 式 | 1 | |
| 公園施設等撤去・移設工 | 樹木伐採・抜根工 | 高木伐採 | 幹周0.6m以上0.9m未満 | 本 | 3 | 樹勢不良 |
解答欄
正解
正解:(1) 工事で発生する伐採木を工事現場でチップ化し,植栽工事におけるマルチング材として活用した。 / (3) 建設発生木材の処理について,工事現場から最も近い再資源化施設までの距離が80kmであったため,再資源化に代えて中間処理施設で縮減(焼却)を行った。 / (4) コンクリート塊の再資源化を行う際,再資源化施設の受入れの条件を勘案し,分別並びに破砕又は切断を行った上で,再資源化施設に搬出した。
この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- 伐採木を工事現場でチップ化し,マルチング材として利用することは,建設発生木材の現場内での有効利用であり適当である。
- 産業廃棄物管理票(マニフェスト)は,産業廃棄物の運搬・処分を委託する排出事業者が交付する(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の3第1項)。建設工事では元請業者が排出事業者となる(同法第21条の3第1項)。委託を受けた者が交付するとした(2)は適当でない。
- 建設発生木材(指定建設資材廃棄物)は,工事現場から50km以内に再資源化施設が無い場合などには,再資源化に代えて縮減(焼却)をすればよい(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律第16条ただし書,同法施行規則第3条)。80kmなので縮減でよく,(3)は適当である。コンクリート塊は,再資源化施設の受入条件を勘案し,分別のうえ破砕又は切断して搬出する。よって適当なものは(1)・(3)・(4)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。伐採木を現場でチップ化しマルチング材に使うのは、建設発生木材の有効利用である。
- (2)適当でない。マニフェストは排出事業者である元請業者が交付する。
- (3)適当。再資源化施設まで50kmを超える場合は、再資源化に代えて縮減することができる。
- (4)適当。再資源化施設の受入条件を勘案し、分別・破砕又は切断して搬出する。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する