複数車両の車両関係費用を個別工事原価に算入する方法
これは建設業経理士1級 原価計算 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問2(配点 10点)の問題です。論点は「車両費の予定配賦率(コストセンター化)」(重要度B・解答の形は指定字数以内の論述(問1・問2 各10点))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問2 複数の車両によって工事用資材を運搬している場合、車両関係の費用を個別の工事原価に算入する方法について説明しなさい。(250 字)
解答欄
正解
模範解答
車両関係費は複数工事に共通する間接費であり、次の方法で各工事に算入する。第一に、部門別計算の手法を用いて補助部門費に集計し、施工部門を経由して各工事に配賦する。補助部門を施工部門化して直接配賦してもよい。第二に、業務センター等で車両を一括管理するときは、社内センター制度を適用し、車種別の使用率に各工事での作業時間などを乗じて配賦額を求める。第三に、業務センター等がないときは、社内損料計算制度を適用し、運転1km当たり損料に走行距離を、供用1日当たり損料に供用日数をそれぞれ乗じて各工事に配賦する。
250 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 車両関係費が複数工事に共通する間接費であることを前提として示し、部門別計算・社内センター制度・社内損料計算制度の三つを順に挙げる。
- 部門別計算では補助部門費→施工部門→工事の経路と、施工部門化による直接配賦の二通りを書く。
- 社内センター制度は使用率×作業時間、損料計算制度は運転1km当たり損料×走行距離+供用1日当たり損料×供用日数、と「何に何を乗じるか」まで書く。
引っかけ:「走行距離で配賦する」だけで終わらせない。制度名を挙げ、各制度で何に何を乗じるかを書く。損料は運転当たりと供用日当たりの二本立てである点を落とさない。
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第37回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 原価計算 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する