工事間接費(現場共通費)の具体的な内容
これは建設業経理士1級 原価計算 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 問1(配点 10点)の問題です。論点は「工事間接費の予定配賦と配賦差異(予算差異・操業度差異・基準操業度)」(重要度A・解答の形は指定字数以内の論述(問1・問2 各10点))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問1 工事間接費(現場共通費)の具体的な内容について説明しなさい。(300 字)
解答欄
正解
模範解答
工事間接費(現場共通費)とは、複数の工事に共通して発生するため特定の工事へ直接跡付けることができず、一定の配賦基準によって各工事に負担させる原価をいう。具体的には次のものがある。第一に、材料副費のうち取得原価に算入されなかった部分、とくに現場以外の部署で生じることの多い内部副費である。第二に、技術者や現場管理に携わる従業員の給料手当や労務副費であり、複数の工事にまたがって発生することが多い。第三に、複数の現場を移動して使う建設機械など長期保有物品の損耗分や稼働に伴う支出である。第四に、複数の工事を統括する現場事務所などの諸経費であり、特定の工事に帰属させられないため配賦の対象となる。
295 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 定義(複数工事に共通し直接跡付けできない→配賦)を一文で示す。
- 具体的内容を材料費関係(材料副費・内部副費)、労務費関係(現場管理者の給料手当・労務副費)、経費関係(移動使用する機材の損耗・現場事務所の諸経費)の順に四項目挙げる。
- 各項目に「複数の工事に共通する」という理由を一言添え、最後に配賦対象となると結ぶ。一項目 55〜60 字が目安。
引っかけ:工事間接費=経費と考えて現場事務所の経費だけ書かない。材料副費や労務副費など材料費・労務費の中にも間接費がある。定義だけでなく四つ程度の例を挙げる。
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論点ページ:工事間接費の予定配賦と配賦差異(予算差異・操業度差異・基準操業度)の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第35回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 原価計算 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する