管内の圧力損失(粘性とダルシー・ワイスバッハの式)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題A No.5の問題です。論点は「流体工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
管路内の流体に関する文中、[ ]内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。
流体が水平管路の直管部を流れている場合、[ A ]のために流体摩擦が働いて、圧力損失を生じる。
この圧力損失は、ダルシー・ワイスバッハの式から、[ B ]に反比例することが知られている。
解答欄
正解
正解:(3) (A) 粘性 ― (B) 管径
解き方
- 流体が管内を流れると、流体の粘性によって管壁や流体内部に摩擦が働き、圧力損失が生じる。Aは粘性である。
- ダルシー・ワイスバッハの式ΔP = λ × (L/d) × ρv²/2より、圧力損失は管長Lと平均流速vの2乗に比例し、管径dに反比例する。Bは管径である。よって(3)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。流体摩擦の原因は慣性ではなく粘性である。
- (2)適当でない。摩擦の原因は粘性であり、圧力損失は平均流速の2乗に比例する。
- (3)適当。粘性による摩擦で圧力損失が生じ、その大きさは管径に反比例する。
- (4)適当でない。圧力損失は平均流速の2乗に比例し、反比例ではない。
引っかけ:ダルシー・ワイスバッハの式は「λ・L・v²に比例、dに反比例」。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.2ダルシー・ワイスバッハの式(圧力損失の比較)
令和8年度 問題A No.3連続の式(縮小管の風速)
令和8年度 問題A No.4流体の用語(ウォーターハンマーとサージング)
令和7年度 問題A No.2レイノルズ数と層流になる条件
令和7年度 問題A No.3ベルヌーイの定理(点Aの静圧)
論点ページ:流体工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題A No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する