コンクリートの養生
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問2の問題です。論点は「コンクリート」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) コンクリートの露出面に対して、まだ固まらないうちに散水やシート被覆を行う場合には、コンクリート表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化したあとに開始する。
解き方
- コンクリート標準示方書[施工編]の湿潤養生では、露出面は表面を荒らさずに作業できる程度に硬化した後に、散水・湛水や湿らせたマット・シートで覆う。よって (1) が適当である。
- 寒中コンクリートでは、初期凍害を受けない強度(5N/mm²程度)が得られるまで、コンクリート温度を 5℃以上に保つ。4℃ではない。
- 混合セメントB種の湿潤養生期間は普通ポルトランドセメントより長い(日平均気温15℃以上で普通5日、B種7日)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。打込み直後に散水やシート被覆をすると表面を荒らすので、表面を荒らさない程度に硬化してから開始する。
- (2)不適当。日平均気温4℃以下で寒中コンクリートとなるが、保つべき温度は5℃以上である。
- (3)不適当。マスコンクリートでは表面を急冷すると内外温度差で温度ひび割れが生じるので、脱型時の散水で急激に冷やしてはならない。
- (4)不適当。混合セメントB種は初期の強度発現が遅いので、湿潤養生期間は普通ポルトランドセメントより長くとる。
引っかけ:寒中コンクリートの「4℃以下」(適用条件)と「5℃以上」(保温温度)の数値の入れ替えに注意する。
同じ論点の過去問
令和8年度 問2コンクリート材料の貯蔵
令和7年度 問2コンクリートの配合
令和5年度 問2コンクリート構造物の劣化機構と劣化要因
令和3年度 問3寒中コンクリートの施工
令和元年度 問2暑中コンクリート
論点ページ:コンクリートの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する