土質試験の名称・結果・利用
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.1の問題です。論点は「土質調査・軟弱地盤対策」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土質試験における「試験の名称」,「試験結果から求められるもの」及び「試験結果の利用」の組合せとして,次のうち適当なものはどれか。
[試験の名称] ― [試験結果から求められるもの] ― [試験結果の利用]
解答欄
正解
正解:(3) 突固めによる土の締固め試験 ― 締固め曲線 ― 盛土の締固め管理基準の決定
解き方
- 突固めによる土の締固め試験(JIS A 1210)では含水比と乾燥密度の関係を示す締固め曲線が得られ、その最大乾燥密度と最適含水比から盛土の締固め管理基準(締固め度、施工含水比の範囲)を決める。
- 粒度試験の粒径加積曲線は土の分類や材料としての適否の判定に、液性限界・塑性限界試験のコンシステンシー限界は細粒土の分類や物理的性質の推定に、一軸圧縮試験の一軸圧縮強さ(最大圧縮応力)は細粒土地盤の支持力や安定の検討に使う。
- 地盤の沈下量の推定に使うのは圧密試験である。よって (3) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。粒径加積曲線は土の分類や盛土・路盤材料としての適否の判定に用いる。
- (2)適当でない。コンシステンシー限界は細粒土の分類や物理的性質の推定に用いる。沈下量は圧密試験で推定する。
- (3)適当。締固め曲線の最大乾燥密度・最適含水比から盛土の締固め管理基準を決める。
- (4)適当でない。一軸圧縮強さは細粒土地盤の安定計算や支持力の推定に用いる。施工法の決定ではない。
引っかけ:「物理的性質の推定」はコンシステンシー限界の利用先であり、粒度試験の利用先は「土の分類」である。組合せ問題では利用先の入れ替えに注意する。
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論点ページ:土質調査・軟弱地盤対策の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する