土の原位置試験の結果の利用
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.1の問題です。論点は「土質調査・軟弱地盤対策」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
土の原位置試験で,「試験の名称」,「試験結果から求められるもの」及び「試験結果の利用」の組合せとして,次のうち適当なものはどれか。
[試験の名称] ― [試験結果から求められるもの] ― [試験結果の利用]
解答欄
正解
正解:(2) スウェーデン式サウンディング試験 ― 静的貫入抵抗 ― 土層の締まり具合の判定
解き方
- スウェーデン式サウンディング試験は、おもりによる貫入と回転貫入から静的貫入抵抗(Wsw・Nsw)を求め、土層の硬軟・締まり具合や土層構成の判定に用いる(JIS A 1221)。
- 標準貫入試験の N 値は土の硬軟・締まり具合や支持層の判定に、平板載荷試験の地盤反力係数は締固め管理や地盤の支持力の判定に用いる。
- ポータブルコーン貫入試験で求めるのはコーン指数 qc で、建設機械のトラフィカビリティーの判定に用いる。したがって (2) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。N 値は土の硬軟・締まり具合や支持層の判定に用い、締固め管理には用いない。
- (2)適当。静的貫入抵抗を求め、土層の硬軟・締まり具合の判定に用いる。
- (3)適当でない。地盤反力係数は締固め管理や支持力の判定に用い、地下水の判定には用いない。
- (4)適当でない。求めるのはコーン指数で、せん断強さではない。
引っかけ:(4) は「トラフィカビリティーの判定」の部分が正しいので見落としやすい。3 項目すべてが合って初めて正しい組合せになる。
現行法令との関係:スウェーデン式サウンディング試験は JIS A 1221 の 2020 年改正(2020-10-26)で「スクリューウエイト貫入試験」に名称が変わった(求める値は Wsw・Nsw のまま)。この問題の答えは変わらない。現行名称で出す場合は (2) を「スクリューウエイト貫入試験」とすればよい。
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論点ページ:土質調査・軟弱地盤対策の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する