直流発電機の整流子と出力波形
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度 前期(2019年6月9日(日)実施) No.5の問題です。論点は「電気機器」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す発電機の原理図において,磁界中でコイルを一定の速度で回転させたとき,抵抗Rに流れる電流iの波形として,適当なものはどれか。
ただし,S₁とS₂は整流子,B₁とB₂はブラシを示し,これらにより整流をするものである。


解答欄
正解
正解:2.図の2の波形
解き方
- コイルに誘導される起電力は正弦波の交流であるが,半回転ごとに整流子とブラシの接触が入れ替わるので,外部回路には常に同じ向きの電流が流れる。
- 1つのコイルと2つの整流子片では,正弦波の負の半波が正側に折り返された脈動する波形(全波整流波形)になる。よって選択肢2が適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。整流子が無いスリップリングの場合(交流発電機)の波形である。
- 2.適当。整流子により負の半波が正側に折り返される。
- 3.不適当。方形波にはならない。
- 4.不適当。コイルが1つでは脈動があり,一定の直流にはならない。コイルの数と整流子片を増やすと平滑な直流に近づく。
引っかけ:整流子は「機械的な整流器」。コイル1つなら全波整流と同じ脈動波形。交流発電機はスリップリング,直流発電機は整流子と覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.4同期発電機の回転速度
令和8年度 前期 No.10単相誘導電動機の始動法
令和7年度 前期 No.4理想変圧器の一次側電圧
令和7年度 前期 No.10三相誘導電動機の回転速度
令和6年度 後期 No.4同期発電機の回転速度
論点ページ:電気機器の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度 前期(2019年6月9日(日)実施) No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する