変圧器二次側の三相短絡電流(%インピーダンス法)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題4 設問4-2の問題です。論点は「電力系統」(重要度C・解答の形は記述・五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の問に答えなさい。
4-2 図に示す三相6kV/200V 1 000kV·Aの変圧器において,想定短絡点における三相短絡電流Isの値[kA]として,最も適当なものはどれか。
ただし,計算条件は次によるものとし,小数第一位を四捨五入する。
基準容量:1 000kV·A
電源から変圧器一次側端子までの%インピーダンス:0.1%
変圧器の%インピーダンス:4.7%
変圧器二次側端子から想定短絡点までの電路の%インピーダンス:0.2%

解答欄
正解
正解:3.58 kA
解き方
- 基準容量1 000kV·Aで合成%インピーダンス%Z=0.1+4.7+0.2=5.0%。
- 基準電流(二次側の定格電流)In=1 000×10³÷(√3×200)≒2 887A。
- 三相短絡電流 Is=In×100÷%Z=2 887×100÷5.0≒57 735A≒57.7kA。小数第一位を四捨五入して58kA。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。正しい値(約57.7kA)の半分程度で,%Zを2倍に取るなど計算を誤った値。
- 2.誤り。%Zの合計や基準電流を取り違えた値。
- 3.正しい。In≒2 887A,Is=2 887×100/5.0≒57.7kA→58kA。
- 4.誤り。基準電流を√3で割らず 1 000×10³÷200=5 000A として計算した値。
- 5.誤り。基準電流に√3を掛けて計算した値。
引っかけ:三相の定格電流は P÷(√3×V)。%Zは電源・変圧器・電路を合計してから使う。
同じ論点の過去問
令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題4 設問4-2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する