バックホウの近くで作業させるときの措置・移動式クレーンの据付・作業開始前に点検する装置
これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題2 設問(2)(イ)(ハ)(ニ)の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
(2) 高木移植工において、バックホウ及び移動式クレーンを用いてケヤキの移植作業を行う際の安全管理に関し、以下の(イ)、(ハ)、(ニ)について答えなさい。
【問題2】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の安全管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は、供用中の総合公園(15ha)の一部区域(0.3ha)の再整備として、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
・移植するケヤキは、再整備を行う区域内に生育するものを掘り取って移植するものである。
・高木移植工の施工箇所は、平坦地である。
・林地育成工は、本公園の既存林において、林床の植物育成を目的とした下刈りを行う。
・公園区域内は、架空線などの障害物はない。
(2) 高木移植工において、バックホウ及び移動式クレーンを用いてケヤキの移植作業を行う際の安全管理に関し、以下の(イ)〜(ニ)について答えなさい。
(イ) バックホウを用いて樹木の植え穴掘りの作業を行うこととした。やむを得ずバックホウの作業範囲近くで作業員を作業させなければならないとき、作業員の安全を確保するために行うべき措置を、具体的に2つ記述しなさい。(ただし、バックホウの性能や運転者が行う内容(点検・操作・運転等)及び保護帽(ヘルメット)に関するものは除く。)
(ハ) 移動式クレーンの据付に当たり、実施すべき作業を記述しなさい。(ただし、作業範囲内の障害物及び地盤の状態に関する内容は除く。)
(ニ) 移動式クレーンの使用に当たり、「クレーン等安全規則」上、その日の作業を開始する前に機能を点検する必要がある移動式クレーンの装置を、2つ記述しなさい。(ただし、ブレーキ及びクラッチの点検は除く。)
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 移植工 | 高木移植工 | ケヤキ | H(m) 7.0、C(m) 0.8、W(m) 5.0 | 本 | 3 | 支柱取付け |
| 自然育成植栽工 | 林地育成工 | 下刈り | ― | m² | 1,300 |
解答欄
正解
誘導者を配置して一定の合図を定め、誘導者にバックホウを誘導させ、作業員の接近を監視させる。
45 字作業員に作業の方法・旋回範囲・合図を周知し、バックホウの死角に入らないよう指導する。
監視員を配置し、作業員が旋回範囲に近づいたときは笛などで直ちに知らせる体制とする。
バックホウの旋回範囲をカラーコーンとロープで明示し、作業員がその範囲に立ち入らないようにする。
47 字作業員に作業の方法・旋回範囲・合図を周知し、バックホウの死角に入らないよう指導する。
監視員を配置し、作業員が旋回範囲に近づいたときは笛などで直ちに知らせる体制とする。
アウトリガーを最大限に張り出し、水準器で確かめながら機体が水平になるように据え付ける。
43 字吊り荷の質量と作業半径から定格荷重に余裕があることを確かめて据付位置を決め、機体を水平に据える。
上部旋回体の旋回範囲をロープなどで囲って立入禁止の表示をし、作業員を立ち入らせない。
巻過防止装置
6 字過負荷警報装置
コントローラー
過負荷警報装置
7 字巻過防止装置
コントローラー
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (イ) 労働安全衛生規則第158条は、運転中の車両系建設機械に接触して危険が生じるおそれのある箇所に、その作業場で作業に従事する者が立ち入ることを、表示その他の方法で禁止することとし、誘導者を配置してその者に誘導させるときはこの限りでないとしている。誘導者を置くときは一定の合図を定めて誘導者に合図を行わせる(第159条)。やむを得ずバックホウの近くで作業させるときは、誘導者の配置と合図の統一、旋回範囲の明示と立入禁止、作業計画(運行経路・作業の方法)の周知(第155条第3項)などの措置をとる。
- (ハ) クレーン等安全規則第70条の5は、アウトリガーを有する移動式クレーンを用いるときはアウトリガーを最大限に張り出すとしている(張り出せない場合は、張り出し幅に応じた定格荷重を確実に下回るときに限る)。機体が傾いていると、旋回したときに作業半径が変わったり転倒したりするおそれがあるので、水準器で確かめて水平に据え付ける。据付位置は、吊り荷の質量と作業半径から定格荷重に余裕があるように決める。上部旋回体と接触するおそれのある箇所への立入禁止(第74条)も据付時に行う。地盤の状態(敷鉄板など)と障害物は除外されている。
- (ニ) クレーン等安全規則第78条は、移動式クレーンを用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、巻過防止装置、過負荷警報装置その他の警報装置、ブレーキ、クラッチ及びコントローラーの機能について点検を行うとしている。ブレーキとクラッチは除外されているので、巻過防止装置、過負荷警報装置(その他の警報装置)、コントローラーから2つを書く。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題2 設問(2)(イ)(ハ)(ニ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する