令和7年度 問題2 設問(3)(ロ)論点:安全管理重要度 A未着手

熱中症対策(WBGT値・水分と塩分の摂取)

これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題2 設問(3)(ロ)の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

(3)(ロ) 熱射病等の熱中症対策に関する次の記述の[A]、[B]に当てはまる適当な語句を、解答欄に記述しなさい。

【問題2】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の安全管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は、供用中の総合公園(15ha)の一部区域(0.3ha)の再整備として、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。

・移植するケヤキは、再整備を行う区域内に生育するものを掘り取って移植するものである。

・高木移植工の施工箇所は、平坦地である。

・林地育成工は、本公園の既存林において、林床の植物育成を目的とした下刈りを行う。

・公園区域内は、架空線などの障害物はない。

(3) 林地育成工において、肩掛け式草刈り機を用いて下刈り作業を行うことにした。以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。

・[A]指数(WBGT値)が基準値を超えるおそれのある現場においては、熱を遮る遮へい物、通風・冷房の設備の設置などに努める。

・作業員には、熱を吸収する服装、保熱しやすい服装は避け、透湿性・通気性の良い服装を着用させる。また、自覚症状の有無に関わらず、作業の前後、作業中の定期的な水分・[B]の摂取を指導する。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
移植工高木移植工ケヤキH(m) 7.0、C(m) 0.8、W(m) 5.0本3支柱取付け
自然育成植栽工林地育成工下刈り―m²1,300

解答欄

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

A暑さ(暑さ指数 も正解)
B塩分(塩・食塩 も正解)

解き方

  1. A:WBGT値(湿球黒球温度)は、気温に加えて湿度と日射・輻射熱を取り入れた指標で、暑さ指数ともいう。職場における熱中症予防基本対策要綱(厚生労働省)は、WBGT基準値を超えるおそれのある作業場所では、熱を遮る遮へい物、簡易な屋根、通風又は冷房の設備を設けるよう努めるとしている。
  2. B:同要綱は、透湿性・通気性の良い服装を着用させること、自覚症状の有無にかかわらず作業の前後と作業中に定期的に水分及び塩分を摂取させることを示している。汗で失われる塩分を補わずに水分だけをとると、熱けいれんなどを起こしやすい。労働安全衛生規則第617条も、多量の発汗を伴う作業場には塩及び飲料水を備えるとしている。
引っかけ:WBGTは「暑さ指数」。Bは「水分・塩分」と対で覚える。
現行法令との関係:解説で示した職場における熱中症予防基本対策要綱は、令和8年3月18日の基発0318第1号で廃止され、「職場における熱中症防止のためのガイドライン」に替わった。ガイドラインも、WBGT基準値を超え又は超えるおそれのある作業場所での遮へい物・簡易な屋根・通風又は冷房の設備の設置、透湿性及び通気性の良い服装、自覚症状の有無にかかわらない作業前後と作業中の定期的な水分及び塩分の摂取を示しており、この問題の答えは変わらない。2025年6月施行の労働安全衛生規則の改正(第612条の2)で、熱中症のおそれのある作業について、報告の体制と悪化を防ぐ措置の手順を定めて周知することが義務になった(2026年4月施行の改正で、対象の表し方が「作業従事者」に整理された)。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題2 設問(3)(ロ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する