令和6年度 問題1 設問(4)論点:工程管理重要度 C未着手

建設費と工期の関係・最適工期(選択)

これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題1 設問(4)の問題です。論点は「工程管理」(重要度C・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

(4) 工事の「建設費」と「工期」との関係に関する次の記述の[A]、[B]に当てはまる適当な語句を下記のア〜カの中から選び、その記号を解答欄に記入しなさい。

【問題1】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関して、以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は、関東地方に位置する近隣公園の未供用区域において、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。

・根回し工のクスノキは、園内の別の場所に移植するために根回しを行う。

・高木移植工は、あらかじめ溝掘り式根回しを行ってあるケヤキを、約1km離れた圃場から移植する。

・工事の建設費は、直接費と間接費で構成されており、一般に、工期の短縮に伴って直接費は増加し、間接費は減少する。

・工事を構成している各作業の直接費がそれぞれ最小となる方法で工事を行うと、工事の総直接費が最小となる。このとき必要とされる工期を[A]という。工期を[A]から短縮していくと、各作業における直接費は増加していき、ついにはどんなに直接費をかけても、それ以上短縮できない工期の限界に至る。このときの工期を[B]という。

・このような直接費と間接費の特性から、直接費及び間接費の合計である建設費が最小となる工期を求めることができる。この最も経済的な工期を最適工期(最適期間)という。

(選択欄)ア.イベントタイム イ.クラッシュタイム ウ.サイクルタイム エ.ノーマルタイム オ.クリティカルパス カ.トータルフロート

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工ヤマボウシH(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立以上本10二脚鳥居型支柱(添え木付)
植栽工高木植栽工シラカシH(m) 5.0、C(m) 0.40、W(m) 1.8本5八ツ掛支柱(丸太三本)
植栽工地被類植栽工ノシバ36cm×28cm×10枚m²500目地張り、整地を含む
移植工根回し工クスノキH(m) 7.0、C(m) 0.80、W(m) 3.0本1溝掘り式根回し
移植工高木移植工ケヤキH(m) 7.0、C(m) 0.50、W(m) 3.5本2八ツ掛支柱(丸太三本)

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

Aエ.ノーマルタイム(エ・ノーマルタイム も正解)
Bイ.クラッシュタイム(イ・クラッシュタイム も正解)

解き方

  1. A 各作業を最も経済的な方法で行うと直接費が最小になり、そのときの工期がノーマルタイム(標準時間)である(エ)。
  2. B 工期を短縮するには、人員・機械の増加や時間外の作業などで直接費が増える。どれだけ費用をかけてもそれ以上短縮できない限界の工期がクラッシュタイム(特急時間)で、そのときの費用をクラッシュコストという(イ)。
  3. 間接費(現場管理費・共通仮設費など)は工期が長くなるほど増えるので、直接費と間接費を合計した建設費は、ある工期で最小になる。これが最適工期である。
  4. 選択欄のイベントタイム(結合点の時刻)、クリティカルパス(最も長い経路)、トータルフロート(作業の余裕日数)はネットワーク式工程表の用語、サイクルタイムは建設機械などの1サイクルの所要時間で、ここには当たらない。
引っかけ:ノーマルタイムは「直接費が最小」の工期で、「建設費(直接費+間接費)が最小」の最適工期とは別である。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題1 設問(4)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する