寸法規格(株立物のコナラのH・Cの合否)
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題3 設問(1)(ロ)の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 7 手順・引っかけの指摘が読めます。
(ロ) 下表に示すア〜オのコナラについて、本工事に使用するものとして、「H」及び「C」の寸法規格基準を満たしているものの記号を全て記入しなさい。
【問題3】品質管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。
(1) 次に示す〔工事数量表〕に基づく造園工事の品質管理に関する以下の設問(イ)〜(ハ)について答えなさい。
ただし、表中の「各幹の周長」のそれぞれの数値は、「各幹の高さ」の数値の順序と同じ幹に対するものである。
〔工事数量表〕
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ケヤキ | H(m) 4.0、C(m) 0.15、W(m) 1.2、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | コナラ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 1,500 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | クスノキ | H(m) 7.0、C(m) 0.80、W(m) 6.0、株立数 ― | 本 | 5 | 支柱取付け |
コナラ(ア〜オ)の各幹の寸法
| 記号 | 各幹の高さ(m) | 各幹の周長(m) | 株立数 |
|---|---|---|---|
| ア | 3.2、2.9、2.8 | 0.10、0.07、0.07 | 3本立 |
| イ | 3.5、3.1、2.0 | 0.12、0.10、0.10 | 3本立 |
| ウ | 3.2、3.0、2.4 | 0.09、0.07、0.06 | 3本立 |
| エ | 3.2、3.1、2.7、2.3 | 0.10、0.07、0.06、0.05 | 4本立 |
| オ | 3.4、3.3、2.9、2.6 | 0.09、0.05、0.04、0.03 | 4本立 |
解答欄
正解
| H及びCの寸法規格基準を満たしているコナラの記号(全て) | ウ・エ(ウエ・ウ、エ・ウ,エ・ウ,エ・ウ エ・エ・ウ・エウ・エ、ウ も正解) |
|---|
解き方
- 公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)(第5次改訂) の定義では、株立数が3本立以上のときは、指定株立数について過半数は所要の樹高に達しており、他は所要の樹高の70%以上に達していることとされる。株立物の幹周は、各幹の周長の総和の70%とする。所要樹高の70%に満たない幹は、株立数にも幹周の総和にも数えない。
- 工事数量表のコナラはH3.0m、C0.15m、3本立以上。所要樹高の70%は3.0×0.7=2.1m。指定株立数3本の過半数は2本なので、3.0m以上の幹が2本以上あり、ほかの数える幹が2.1m以上で、数える幹が3本以上あればHを満たす。
- ア:3.0m以上の幹は3.2mの1本だけなので、Hを満たさない。
- イ:3.5m・3.1mの2本は3.0m以上だが、2.0mの幹は2.1m未満なので数えない。数える幹は2本で3本立以上にならず、Hを満たさない(幹周も(0.12+0.10)×0.7=0.154mで、数え方を誤ると合格に見える)。
- ウ:3.2m・3.0mの2本が3.0m以上、2.4mは2.1m以上でHを満たす。幹周(0.09+0.07+0.06)×0.7=0.22×0.7=0.154m≧0.15mでCも満たす。
- エ:3.2m・3.1mの2本が3.0m以上、2.7m・2.3mは2.1m以上でHを満たす。幹周(0.10+0.07+0.06+0.05)×0.7=0.28×0.7=0.196m≧0.15mでCも満たす。
- オ:3.4m・3.3mの2本が3.0m以上、2.9m・2.6mは2.1m以上でHは満たすが、幹周(0.09+0.05+0.04+0.03)×0.7=0.21×0.7=0.147m<0.15mでCを満たさない。よって満たすものはウ・エ。
引っかけ:アは幹周(0.10+0.07+0.07)×0.7=0.168mでCは満たすが、所要樹高3.0mに達する幹が1本だけで、指定株立数3本の過半数(2本)に届かずHを満たさない。イは2.0mの幹が所要樹高の70%(2.1m)に届かず、株立数にも幹周にも数えないので2本立になる。オは幹の本数は多いが、各幹が細く、総和の70%が0.147mで0.15mに届かない。
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論点ページ:樹木の規格・植栽基盤の調査の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題3 設問(1)(ロ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する