令和4年度 問題5 設問(4)(イ)(ロ)論点:安全管理重要度 A未着手

高所作業車を用いたイチョウの剪定(配置・据付けの留意事項・作業床での留意事項)

これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題5 設問(4)(イ)(ロ)の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

(4) 樹木整姿工における安全管理に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。

【問題5】次に示す工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事の安全管理に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は供用中の総合公園の一部において、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。

・本工事は河川区域と公園区域が重複している区域において行う。

・クスノキは、近隣の公共施設の改築に伴い、本公園内に移植することとなったものであり、1年前に根回しを行っている。

・移動式クレーンの設置場所付近には、架空線など障害物はない。

・工期は7月1日から翌年の1月31日までとする。

(イ) 高所作業車を用いてイチョウの剪定を行うこととした。この場合、高所作業車の転倒又は作業員の転落の危険を防止するため、高所作業車の配置・据付けを行う際に留意すべき事項を具体的に2つ記述しなさい。

(ただし、高所作業車の運転に係る資格及び講習に関する内容は除く。)

(ロ) 高所作業車の作業床で剪定作業を行う作業員が、自らの安全を確保するために留意すべき事項を具体的に2つ記述しなさい。

(ただし、墜落制止用器具及び合図者に関する内容は除く。)

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工ケヤキH(m) 3.5、C(m) 0.15、W(m) 1.2本10支柱取付け
移植工高木移植工クスノキH(m) 10.0、C(m) 0.8、W(m) 5.5本3支柱取付け
樹木整姿工高中木整姿工イチョウH(m) 18.0、C(m) 1.5、W(m) 15.0本15
公園施設等撤去・移設工樹木伐採・抜根工高木伐採ハリエンジュ C:1.2〜1.5m本30抜根を含む

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(イ) 配置・据付けの際に留意すべき事項 1 模範解答

地盤が軟弱な所では敷鉄板を敷いて不同沈下を防ぎ、アウトリガーを確実に張り出して車体を水平に据え付ける。

51 字
別解

据え付ける地盤の支持力と傾斜を事前に確かめ、傾斜地や軟弱な地盤では敷板を敷いて水平を確保してから作業する。

(イ) 配置・据付けの際に留意すべき事項 2 模範解答

河川の法肩や路肩、掘削箇所の近くを避け、崩壊のおそれのない平坦で堅固な場所に配置する。

43 字
別解

剪定する枝に作業床が無理なく届く位置を事前に確かめ、ブームを最大まで伸ばさずに作業できる位置に据える。

(ロ) 作業床で作業員が留意すべき事項 1 模範解答

作業床の積載荷重を守り、切った枝を作業床にため込まず、定めた量を超える前に地上へ降ろす。

44 字
別解

作業床を上昇・旋回させるときは、周りの枝や幹に作業床やブームが当たらないか確かめながら操作する。

強風や雨で作業床が揺れたり足元が滑ったりするときは作業を中止し、作業床を最低の位置に降ろす。

(ロ) 作業床で作業員が留意すべき事項 2 模範解答

手すりに上ったり身を乗り出したりせず、届かない枝は作業床を移動させてから切る。

39 字
別解

チェーンソーなどの刃物は落下防止のひもで体や作業床に結び、使わないときは決めた場所に置く。

作業床の上で脚立や踏み台を使って高さをかせがず、作業床の床面に立って作業する。

要点(書けていたものにチェック)(イ) 配置・据付けの際に留意すべき事項 1(イ) 配置・据付けの際に留意すべき事項 2(ロ) 作業床で作業員が留意すべき事項 1(ロ) 作業床で作業員が留意すべき事項 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 労働安全衛生規則第194条の11:高所作業車を用いて作業を行うときは、高所作業車の転倒又は転落による危険を防止するため、アウトリガーを張り出すこと、地盤の不同沈下を防止すること、路肩の崩壊を防止すること等必要な措置を講じなければならない。この現場は河川区域と重なっており、法肩や軟弱な地盤に注意する。
  2. 同規則第194条の9は作業計画(作業場所の状況・高所作業車の種類と能力に適応したもの)、第194条の10は作業指揮者を定めることとしている。イチョウ(H18.0m、W15.0m)の剪定では、作業床が届く範囲を計画段階で確かめておく。
  3. 作業床上の作業員:積載荷重を超えて使用しない(同規則第194条の15)。手すりに乗る・身を乗り出す・作業床で脚立を使うことは墜落の原因になる。作業床を動かすときは周りの枝や幹との接触を確かめる。強風・大雨などの悪天候では高所作業を行わない(同規則第522条)。
引っかけ:(イ)は「配置・据付け」(転倒・転落の防止)で、運転の資格・講習は除く。(ロ)は作業床上の作業員自身が留意する事項で、墜落制止用器具と合図者は除く。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題5 設問(4)(イ)(ロ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する