移植したクスノキの幹巻き(目的と作業方法)
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題4 設問(1)(ハ)の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
(ハ) 高木移植工に関し、クスノキを植え付けた後、樹木の養生として「幹巻き」を行うことにした。その作業目的を2つ記述するとともに、作業方法を具体的に記述しなさい。
【問題4】品質管理に関する以下の設問(1)、(2)について答えなさい。
(1) 次に示す工事数量表に基づく造園工事の品質管理に関する以下の設問(イ)〜(ハ)について答えなさい。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | カツラ | H(m) 3.5、C(m) 0.18、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | コナラ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 1,500 | 目地張り(目土あり) |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ギボウシ | コンテナ径10.5cm | 鉢 | 200 | |
| 移植工 | 高木移植工 | クスノキ | H(m) 7.0、C(m) 0.80、W(m) 6.0、株立数 ― | 本 | 5 | 支柱取付け |
解答欄
正解
移植で根が切られて吸水力が落ちているため、幹の表面からの水分の蒸散を抑えて樹体の乾燥を防ぎ、活着を助ける。
53 字根の量が減った移植直後の樹木の幹を覆い、幹からの水分の損失を少なくして、樹勢の衰えを防ぐ。
夏の強い日差しによる幹焼けや冬の寒さによる凍害・霜割れから幹の樹皮を守る。
37 字掘取り・運搬・植付けで傷ついた樹皮を覆って保護し、傷口の乾燥や拡大を防ぐ。
わらやこもを幹の根元から下枝の付け根付近まで重ねながら巻き上げ、わら縄やシュロ縄で緩まないよう緊結する。
52 字緑化テープを幹の根元から上へ、幅の一部を重ねながら下枝の付け根まで巻き上げ、端部が緩まないよう幹に緊結する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 公園緑地工事積算体系の用語定義集(幹巻):樹木の体内水の蒸散による乾燥防止、夏季における幹焼け、冬季における霜割れ等を防止するため、あるいは傷ついた樹皮を保護するために、ワラ、緑化テープ等で幹を覆う作業。
- 公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 第2章2-4-1:幹巻きは、こもまたはわらを使う場合はわら縄またはシュロ縄で巻き上げ、天然繊維材を使う場合は天然繊維材を重ねながら巻き上げた後、幹に緊結する。
- 移植したクスノキ(H7.0m、C0.80m)は根が大きく切られて吸水力が落ちている。幹巻きで幹からの蒸散と日射・寒さによる樹皮の傷みを防ぎ、活着を助ける。巻く範囲は根元から下枝の付け根付近までとするのが一般的である。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題4 設問(1)(ハ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する