第35回 第4問 問2論点:会計上の変更・誤謬の訂正重要度 B配点 4点未着手

定額法から定率法への変更年度の減価償却費

これは建設業経理士1級 財務諸表 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第4問 問2(配点 4点)の問題です。論点は「会計上の変更・誤謬の訂正」(重要度B・解答の形は仕訳(記号+勘定科目+金額)または金額(千円))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の固定資産の処理に関する問1・2 について、解答を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。ただし、会計処理は企業会計基準第24 号「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」に従って行いなさい。また、解答金額に端数が生じた場合は、千円未満の端数を切り捨てること。

問2 20×3年期首に機械B(取得原価:45,000 千円 耐用年数:20年 残存価額:4,500 千円)を取得し、同時に使用を開始した。機械Bについて定額法による減価償却を実施してきたが、20×9年期首において、合理的な理由に基づき、当年度より減価償却の方法を定率法(償却率:0.152)に変更することとした。この場合の 20×9年度決算における当該機械の減価償却費の金額を答えなさい。

解答欄

千円
千円未満を切り捨て

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

問2 20×9年度の減価償却費4,993 千円

解き方

  1. 定額法の年償却額 = (45,000 − 4,500) ÷ 20年 = 2,025。20×3年度から 20×8年度までの 6年分の累計額 = 2,025 × 6 = 12,150、20×9年期首の帳簿価額 = 45,000 − 12,150 = 32,850。
  2. 減価償却方法の変更は会計方針の変更に当たるが、会計上の見積りの変更と同様に扱い、遡及適用はしない。変更後の定率法を 20×9年期首の帳簿価額から適用する。
  3. 20×9年度の減価償却費 = 32,850 × 0.152 = 4,993.2 → 千円未満切捨てで 4,993 千円。
引っかけ:定率法は帳簿価額(未償却残高)に償却率を掛ける。取得原価 45,000 × 0.152 = 6,840 や、残存価額を引いた 28,350 × 0.152 としない。定額法時代の償却を定率法で計算し直す(遡及適用する)のも誤り。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第4問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する