有価証券の評価方法が保有目的ごとに異なる理由
これは建設業経理士1級 財務諸表 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 問2(配点 8点)の問題です。論点は「有価証券(償却原価法・その他有価証券の評価)」(重要度A・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
「金融商品に関する会計基準」に基づいて、有価証券の評価に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問2 問1 で答えた処理方法が採用される理由を説明しなさい。(200 字)
解答欄
正解
模範解答
売買目的有価証券は時価の変動で利益を得るために保有するので、期末時価が財務活動の成果を表すとみて時価評価し、差額を損益とする。満期保有目的の債券は満期までの利息と元本の受取りを、子会社株式と関連会社株式は事業投資と同様に支配や影響力の行使を目的とし、売却を前提とせず、時価の変動を成果とみない。その他有価証券は性格が多様で属性を一義的に定め難く、時価評価はするが差額を直ちに損益とするのは適当でない。
200 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 「時価の変動が財務活動の成果か」という一つの軸で四分類を説明する。
- 売買目的は時価が成果を表す、満期保有目的と子会社・関連会社株式は売却を予定しないので成果と捉えない、と対比する。
- その他有価証券は時価評価する理由(性格の多様性)と損益にしない理由を二段で書いて締める。
引っかけ:「時価が把握できるか」で説明しない。理由は保有目的と財務活動の成果の捉え方にある。その他有価証券は「時価評価する理由」と「損益にしない理由」を分けて書く。
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第35回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する