偶発債務の意義と発生原因の例示
これは建設業経理士1級 財務諸表 第33回(2023年9月10日(日)実施) 第1問 問1(配点 8点)の問題です。論点は「負債・引当金・偶発債務」(重要度B・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
偶発債務に関する以下の問に答えなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問1 偶発債務とは何かを説明するとともに、その発生原因を例示しなさい。(200 字)
解答欄
正解
模範解答
偶発債務とは、現時点では法律上の債務に当たらないが、将来一定の条件が成就したときに法律上の債務に転化するおそれのあるものをいう。典型的な発生原因は、受取手形の割引や裏書譲渡、および子会社等の借入金に対する債務保証である。前者では、割引・裏書した手形が不渡りとなれば手形の遡求義務を負い、後者では、子会社等が借入金を返済できなくなれば保証債務を履行する義務を負う。こうした潜在的な義務が偶発債務である。
200 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 定義を「現在は法律上の債務でない」「条件の成就で債務になる可能性がある」の二要素で書く。
- 発生原因を二つ(手形の割引・裏書譲渡、債務保証)に絞り、それぞれどの条件でどの義務を負うか(遡求義務・保証債務の履行)まで書いて締める。
引っかけ:「将来発生するかもしれない債務」だけでは引当金と区別できない。「現在は法律上の債務でない」点を明示し、発生原因は名称だけでなく負う義務まで書く。
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論点ページ:負債・引当金・偶発債務の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第33回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第33回(2023年9月10日(日)実施) 第1問 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する