退職給付会計で個別と連結の間で異なる処理
これは建設業経理士1級 財務諸表 第30回(2022年3月13日(日)実施) 第1問 問2(配点 10点)の問題です。論点は「退職給付会計」(重要度A・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
退職給付会計に関する以下の問に答えなさい。各問とも指定した字数以内で記入すること。
問2 個別財務諸表と連結財務諸表との間で異なる処理を説明しなさい。(200 字)
解答欄
正解
模範解答
違いは、未認識数理計算上の差異と未認識過去勤務費用をどう扱うかにある。連結財務諸表では、退職給付債務と年金資産の差額の全額を退職給付に係る負債とし、当期発生分の未認識項目は税効果を調整した後、その他の包括利益を経由して純資産の部に計上する。一方、個別財務諸表では、未認識項目を退職給付債務に加減し、年金資産を差し引いた額を退職給付引当金とし、未認識項目は費用処理されるまで貸借対照表に載らない。
197 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 冒頭で相違点の所在(未認識数理計算上の差異と未認識過去勤務費用の扱い)を一文で示す。
- 連結:債務から年金資産を控除した額を全額負債にし、未認識項目は税効果調整後にその他の包括利益で純資産へ、と書く。
- 個別:債務に未認識項目を加減してから年金資産を控除した額を引当金にし、未認識項目はオフバランス、と対比して締める。
引っかけ:連結の「その他の包括利益を通じて純資産の部に計上」と「税効果を調整のうえ」を落とさない。個別の計算順序(未認識項目を加減してから年金資産を控除)を逆にしない。
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第30回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第30回(2022年3月13日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する