棚卸資産滞留月数の意味と建設業での見方
これは建設業経理士1級 財務分析 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第1問 問2(配点 10点)の問題です。論点は「活動性分析(回転率・回転期間・滞留月数)」(重要度A・解答の形は指定字数(200〜300字)の記述2問、各10点)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
流動性分析に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問2 棚卸資産滞留月数について説明しなさい。(250 字)
解答欄
正解
模範解答
棚卸資産滞留月数は、未成工事支出金に材料貯蔵品を加えた棚卸資産が月平均の完成工事高の何か月分に当たるかを示す指標で、棚卸資産÷(完成工事高÷12)で求める。月数が長いほど棚卸資産の回転が鈍く資金が寝ていることになるので、短いほど望ましい。建設業は製品や原材料に当たる在庫をほとんど持たないため、滞留が問題になるのは仕掛品に相当する未成工事支出金である。ただし未成工事支出金の発生の仕方は企業規模や受注した工事の内容で大きく変わるから、月数の大小だけで良否を決めず、受注内容と併せて検討すべきである。
249 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 算式(棚卸資産÷月平均完成工事高)と意味(回転の鈍さ、短いほどよい)を示す。
- 建設業の特徴に結びつけ、滞留の中心が未成工事支出金であることを書く。
- 未成工事支出金は規模や受注内容で変わるため、月数のみで判断しないという留意点で結ぶ。
引っかけ:算式だけで建設業特有の話に触れないと要点を落とす。棚卸資産の内訳を明示し、「短いほどよい」だけでなく受注内容による留保まで書く。
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第34回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務分析 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する